モノクロフィルムの現像時間を調べる裏技
3 Share Tweet現像したいモノクロフィルムがあるけれど、現像時間が分からなかった経験や、新しいフィルムや現像液を使ってみたい時になどにどうしたらいいか分からない、なんて経験がある方もいると思います。
でも安心してください!現像したいフィルムのレシピが見つからない時や新しいフィルムを初めて現像する時は、現像液とフィルムの切れ端を使って、ちょっとした裏技で現像時間を調べることができます。
用意する物
ここでは、ロモの定番モノクロフィルムのLady Grey 400 とKodak HC-110を使用しました。
- メスシリンダー
- ストップウォッチ (スマホのアプリでも可)
- 使い捨て手袋
- クリップ
- 水温計
やり方と計算方法
HC-110現像液はB希釈で使い、現像液節約のため、通常の300mlから150mlに減らして行いました。希釈はこの通りです:19 mlのHC-110と131mlの水
全て準備ができたら、現像液にフィルムの切れ端を半分浸します。フィルムが現像液に触れた瞬間からストップウォッチを始めます。
フィルムの色が濃くなったらストップウォッチを止めます。
ストップウォッチに表示された時間を3で割ります。その数字が実際に現像する際の時間の分になります。
結果
このテストを3回した結果、 17.02秒という結果になり、これが一番正確でした。17.02を3で割ると、 *5.6分*になります。ロモが提供するHC-110のB希釈の現像時間が5.5分なので、このメソッドはとても正確だと言えます。他には18.16と19.00秒という結果が出ましたが、これは誤差の範囲であり、特に気にする必要はありません。(コントラストが上がる可能性はあります。)
この方法で、レシピが見つからないフィルムや、いつもとは違う現像液とフィルムの組み合わせなどで現像するときの現像時間探しをしてみてください!
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