カラーシフトフィルムで桜を撮ってみた!
2 Share Tweet日本の春の象徴と言えばやっぱり桜!街中を美しく染める桜をあえてカラーシフトフィルムで撮ってみました。美しく撮れたものもあれば、ちょっと残念なものもありました。
今回使用したフィルムたち
・LomoChrome Purple 2019/21 (ISO200で撮影)
・LomoChrome Turquoise 2021 (ISO200で撮影)
・RedScale XR (ISO100で撮影)
まずはLomoChrome Purpleで撮った桜の景色から。2019と2021バージョンの新旧両方で撮ってみました。
-LomoChrome Purpleと桜-
すごく綺麗じゃないですか?桜の花の白さはそのままに、その背景にある緑が紫に変化して美しいコントラストが生まれました。
他のLomoChromeフィルムも同様ですが、色が劇的に変わる物とあまり変わらない物をうまく組み合わせることで被写体が際立ってきれいな写真を撮ることができます。
-RedScaleと桜-
次は赤が特徴のRedScaleフィルムです。

RedScaleはカラーネガをひっくり返したフィルムです。通常のカラーネガフィルムは大まかに分けて上から青、緑、赤の順番で光に反応する薬品が塗られています。
この順番は色の波長に合わせていて、青の波長が一番短く、赤が一番長いため一番先に光が当たる場所に青に反応する薬品が塗られています。それを逆にしたRedScaleは波長の長い赤から順番に露光していきます。そのため、RedScaleフィルムで撮影すると青がいなくなってしまいます...
RedScaleフィルムはISO50から200の間で撮影することをおすすめしています。ISO50で撮ると光が多くフィルムに当たるため、赤味が抑えられ黄色が目立ちますが、ISO200で撮ると赤がより強調されます。
RedScaleと桜の相性は微妙でしたね...
-LomoChrome Turquoiseと桜-
人を撮ると真っ青になってしまうTurquoiseでも桜を撮ってみました。

LomoChromeのISO感度による色の変化
さいごに、LomoChromeフィルムの可変式ISO感度について軽くお話しします。
LomoChromeフィルムの特徴はそのISO100から400の間で変えて撮影ができることです。これは簡単に言うと露出オーバーかアンダーで撮ることで色味が変わるということです。
お店に現像に出す時は感度を変更して撮影したことは伝えなくて大丈夫です。
微々たるものですが、ISO100で撮ると色味が若干薄く感じます。逆にISO400だとピンクが濃くなっています。ISO100の方がISO400で撮った時よりも露光量が多いので、色が薄く、ふんわりした雰囲気になりますね。
もちろん、撮影時の露出設定やスキャンの仕方に左右されまするので、色々試してみて自分の好きな撮り方を見つけてみてください。
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