@au8uststoryがロモグラフィーフィルムで写す東京ストリートフォト
2 Share Tweet2022年、私たちはロモグラファーのKosukeと彼の生まれ育った東京のストリート写真 をフィーチャーしました。それ以来彼はありとあらゆる街をLomoChrome Metropolis 、 LomoChrome Purple 、 Lomography Color Negative ISO 800 やEarl Grey B&W ISO 100 を使って撮影し続けていました。
Lomo LC-A+ は、東京の喧騒や変わり続けるストリートをぶらつく際に彼が好んで使うお気に入りのカメラです。カメラを片手に、標識や歩道、重なり合うイメージを通して現代の生活やアイコニックな都市における急速な変化を写真に収めています。今回のインタビューでは彼のお気に入りのロモグラフィーフィルムで撮影した写真を見ながら彼自身についても色々聞いてみたいと思います。
こんにちは、Kosuke! 軽く自己紹介をお願いします。どのくらいフィルムを撮影し続けていますか?フィルムの良さは?
こんにちは、Kosukeです。東京で産まれ、そこで育ち、今も東京に住んでいます。おそらく5年ほど前にフィルムでの撮影を始めたかと思います。僕が何か特別なものを撮影しているのではなく、フィルムには写真を特別なものに変えてしまう何か「魔法」のようなものがあると思うんです。これこそがフィルム写真に惹かれる理由ですね。
ストリート写真を始めたきっかけは?
散歩することや、音を聴くこと、周りを観察すること、そして通り過ぎる人々を観ることがずっと好きでした。ストリートで耳にする音が好きだったからこそ、写真を撮るようになりました。
東京のアルバムについて教えてください?どのくらいの頻度で、またどういった瞬間にシャッターを切っていますか?
特に東京はあらゆるものが常に変化する場所です。数年前に撮った写真に写っているビルたちは、完全に変わってしまったか、既にもう取り壊されてしまったものたちです。
最も大切にしていることは、写真を撮ることよりも楽しんで街を歩くことです。実際、いつも何かを撮影するために外に出ているわけではありません。その全く必要ありません。歩き続け、街の活気を感じている限り、あらゆるものが見えてくると思います。目に入り込んできたものをただただ撮影しているだけです。
フィルムの撮影で最もよく使うカメラとフィルムは何ですか?
LC-A+ はフィルム写真を始めて以来のパートナーです。完璧なカメラではないと思います。ですが、このカメラ無しでは「魔法」は起こせないんです。他には、とてもコンパクトな一眼のPentax ME Superも持っています。ストリートフォトグラファーだったり、あらゆる場所を歩くには、コンパクトさはキーですね。
どのフィルムもそれぞれ個性を持っています。だから、ひとつのフィルムにこだわらず、いろいろな種類のフィルムを使うようにしています。
東京に住んでいて好きなことは?よく一緒に出掛けるフィルム写真のコミュニティーはあったりしますか?
東京は世界中の大都市を中でももっともカオスな街の一つです。僕の故郷も、子供のころから多くが変わりました。良くも悪くも、東京は変わることをやめないと信じています。
僕はどこのコミュニティーにも属していないので、撮影の時はいつも一人です。気まぐれな人間なので、どこへ行って、そこで何をするかなど決めることができません。人との関りが嫌いというわけではなく、ただ一人の方がより気楽にいられるというだけです。
ロモグラフィーのフィルムを使った印象はどうですか?お気に入りのフィルムはありますか?
フィルムで撮影し始めた時は、Earl Grey 100とLomo LC-A+で撮影していました。今まで撮ったモノクロ写真の中で、これで撮った写真に勝るものはありません。
僕のお気に入りのフィルムは Earl Grey B&W 100 、 LomoChrome Metropolis 、 そして Lomography Color Negative 800 ですね。
東京でフィルムフォトグラファーとして活動するにはどのような課題がありますか?
フィルムの価格がものすごく高いこと以外は、東京でのストリートフォトグラファーになるうえでの課題を感じたことは特にありません。そして、価格の問題は東京に限らず世界規模での問題ですね。
ただ、一つだけ、気を付けなければいけないことがあります。夏は暑くジメジメしているという事です!東京で生まれ育ちましたが、最近の東京の夏はもう耐えられません。特に湿度はもう耐えきれないです。なので、夏にお越しの際は水分補給をお忘れずに!
東京のストリートでフィルム撮影を計画しているツーリストに何かアドバイスはありますか?
始めに、興味のある場所を見つけて、探検を楽しんでいてください。そして目的地を決め、一時間ほど歩いてみましょう。歩くのが好きなら、もっともっと歩いてみてください。
東京をユニークなものにしているもの、特に都心部でそうさせているものは、ランダムさと道の統一感の無さです。だからこそ、少し歩くだけで、あらゆるものが見えてきます。
常に変わる東京のダイナミズムを感じるには、「点」のようにスポットで場所を訪れるのではなく、「線」や「面」のように個々の場所を認識する必要があります。少しめんどくさくなって、移動時間を節約するために電車やバスに乗ってしまうかもしれません。でもそれはこのダイナミズムを最大限感じる手助けにはなりませんよ。歩くかサイクリングをしてみましょう!
写真とお話の共有、どうもありがとうございました!彼の LomoHome やInstagram もチェックしてみましょう!
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