新宿 北村写真機店のスタッフがDiana F+で撮ってみた


35mmフィルムに押され、種類も年々減っていく中判フィルムはプロフェッショナルなイメージが強いですが、そんなことはありません!なんと言ってもロモグラフィーの中判カメラはとてもコンパクトで、35mmフィルムよりきれいな写りを手軽に楽しめます。今回、フィルム写真の存在に欠かせない現像をする立場の方に逆に中判で撮ってもらうという企画を開催。今回は、今月でオープン4周年を迎えた新宿駅東口に店舗を構える新宿 北村写真機店さんのスタッフの 久岡さん正村さんDiana F+ をお渡しし、撮影した写真と共にDiana F+で撮る中判フィルムのおもしろさを語っていただきました。

最初にお店の紹介をお願いいたします。

カメラの聖地新宿に、写真とカメラにまつわるライフスタイル提案を行う新しい専門店として2020年7月にオープンしました。写真とカメラを愛する方からカメラ初心者の方まで、全ての方へ、豊かなフォトライフを提案していきます。

Photo by Satoshi Asakawa

地下1Fから地上7Fまで全8フロアで構成される店内では、新品・中古カメラ売場、ライカを中心としたヴィンテージサロン、修理や日々のメンテナンスまでサポートするサービスカウンター、写真展示などを行うイベントスペースなど、様々な写真のニーズにお応えするコンテンツを揃えています。

撮影されたスタッフさんの自己紹介もお願いいたします。

久岡さん:普段、フィルムカメラやデジタルカメラを使って趣味でポートレートやスナップ写真を撮影しています。フィルムカメラを使い始めて10年ほどになるかと思います。店舗では4F中古カメラフロアでカメラの販売をしています。

Film: Lady Grey ISO 400 | LomoChrome Color '92 ISO 400

正村さん:フィルム歴は2年ほどで、店舗で勤務をするようになってから始めました。普段は街中のスナップや友人との日々の思い出を撮影することが多いです。昨年12月まで、1Fでフィルムの販売をしていましたが、今年の1月からは4Fで中古カメラの販売をしています。

Film: LomoChrome Purple | LomoChrome Color '92 ISO 400

120に限らず、フィルムの良さは何だと思いますか?

久岡さん:現像から帰ってきたフィルムを確認するという過程があることです。その確認を通じて撮影時のことを思い出したり、その時のことを友人らと話したりする時間は好きです。

Film: LomoChrome Color '92 ISO 400

正村さん:デジタルには出せない独特の雰囲気や色味が出せること、現像して仕上がりを見た時に当時の思い出が一気に蘇るような感覚が好きです。

Film: LomoChrome Color '92 ISO 400

Diana F+で撮影した感想をお聞かせください。また、他の中判カメラと比べてどうでしたか?

久岡さん:どのような撮影をしようか迷うほどにDiana F+は多機能で、自分の好奇心に応えてくれるようなカメラだと思いました。他の中判カメラはそれなりに重量があることがほとんどなので、軽快に中判フィルムのフォーマットを使えるのもこのカメラの魅力だと思います。

正村さん:中判に関してはほとんど初心者ですが、まずとにかく軽い!!!こんなに身軽に持ち運べる中判は他にない....普段街中のスナップを撮影することが多いため、中判カメラを構えると周囲からかなり警戒されますが、Diana F+は瞬間的に撮影ができるのでその点がかなり推せるポイントでした。

皆様のお気に入りの写真とその理由を教えてください!

Film: Lady Grey ISO 400

久岡さん:手と風景を重ねた多重露光の写真です。電車に乗る前に風景を撮影し、電車を降りてから、降りた先の空に手を掲げて写真を撮影しました。「こんな画を作るぞ!」というより、なんとなく直観的に撮影した写真でしたが、想定よりも良い仕上がりとなってとても気に入っています。

Film: LomoChrome Color '92 ISO 400

正村さん:渋谷の上空、羽田の新ルートにより最近都心の上空で見かけるようになった飛行機は気づいたらシャッターを切ってしまう対象なのですが、今回も気づいたときにはDiana F+を上に構えて撮影していました。軽さを生かせる撮り方だと感じました。

Diana F+を使ってみたいと思っている人に、どんなアドバイスがありますか?

久岡さん:とにかく撮りたいと思ったように撮ってみることを意識してみてください!難しいことを考えている間にシャッターチャンスは過ぎてしまいますし、たとえ失敗してしまっても意外とその写真がよかったりしますからね。

Film: LomoChrome Color '92 ISO 400 | Lady Grey ISO 400

正村さん:中判で気軽にスナップを撮ってみたいが、カメラが高くて買えない!という方にはまずお勧めしたいです。バルブ撮影も気軽にできるので、遊び感覚で持ち歩いて撮ってみるのが良いと思います。「ちゃんと撮る」ことにはこだわらず、どんな写りになろうがとりあえずその瞬間を写してみることが大切かと思います。

Film: LomoChrome Purple | LomoChrome Color '92 ISO 400

120を初め、110や35mmなど、フィルム業界全体のこれからに何を期待していますか?

久岡さん:ひとえにもっとフィルム写真を撮りやすい環境になってくれることです。新品のフィルムカメラが発売されたり、フィルムカメラが修理しやすくなったり、フィルム・現像のコストが安くなったりすると最高です。

正村さん:フィルムの価格高騰で、フィルム離れしたという話を当店に来店されるお客様から伺うと、とてももったいないと感じるため、フィルムの種類が増えて供給が安定してほしいです!新しいフィルムカメラがもっと発売されたら嬉しいな…

最後に新宿北村写真機店さまで開催中のキャンペーンについてお聞かせください!

新宿 北村写真機店では、2024年7月1日(月) ~ 2024年7月31日(水) の期間中、Lomography POP UP を1Fにて開催中です。5mmフィルムはもちろん、120mmフィルムや今では珍しい110mmフィルムなど、個性豊かなフィルムを発売しています。「いつものフィルムではなにか物足りない・・・」とお悩みの方、ぜひこの機会に個性的なロモグラフィーのフィルムやカメラをお試しください。パッケージもおしゃれなデザインなので、プレゼントにも最適です!皆様のご来店をお待ちしております。

新宿 北村写真機店さんの*Instagram*:https://www.instagram.com/kitamura_camera_tokyo/ のフォローもお忘れなく!!


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2024-07-13 #ロモグラフィーパートナー kota_97 の記事

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