-Lomo’Instant Wide Glassと共に旅に出る- June-Warangkana Sangsawang

タイ在住のフィルム愛好家のJune-Warangkana Sangsawan さんの旅行好きとインスタントフィルムへの情熱は見事に融合し、インスタントフィルム一枚一枚が目に見える形の思い出に変わります。このインタビューではJuneさんが自分の世界、旅の物語、そしてLomo’Instant Wide Glass での撮影の楽しさを共有してくれました。

© Warangkana Sangsawa

Juneさん、ロモグラフィーマガジンへようこそ!

こんにちは!最近は機会があれば、フィルムで写真を撮りながら定期的に旅行をしています。インスタントカメラと35mmフィルムを使っています。もうすぐ、中国の麗江とチベットのシャングリラへ行く予定なので、素敵な写真が撮れたらインスタグラム に投稿するつもりです

Lomo'Instant Wide Glassを最初に使った感想はどうでしたか?他のインスタントカメラとの違いは何だと思いますか?

個人的にはいくつか違いに気づきました。Lomo’Instant Wide Glass はガラスレンズでいつもよりシャープな写真を作り出してくれます。特定の光の条件下では以前のモデルに比べて写真が少し黄色がかることがありますが、Lomo'Instant Automat Glass よりは少ないです。全体としてLomo'Instant Wide Glassの色味の方が好みですね。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

Lomo'Instant Wide Glassでは何を撮りましたか?

最初の撮影場所はPhetchaburiのBan Laemにある塩田です。毎年、4月下旬から5月初旬にかけて、地元の人々が塩の倉庫用に塩を収穫します。この時期は地元の生活を興味深く観察できて主要道路から見える鮮やかなピンクの塩田が特徴的です。特に午後や夕方は景色が独特で美しく、とても心地よい雰囲気になります。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

水の中の塩の結晶はとても美しいですが、手の届かないところにありますし、カメラにはズーム機能がありません。次の撮影場所は写真撮影で人気のあるPak Klong TaladとTha Tienです。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

もう一つの場所は、鉄道公園にあるBangkok Butterfly Gardenです。インスタントカメラで蝶を撮影するのはかなりの至難の業ですがとても楽しかったです。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

私はこの写真の雰囲気とトーンがとても好きです。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

最後の場所はKhlong Lat Phoです。そこで橋の下の面白いラインパターンを撮影しました。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

最短30cmのクローズアップ機能はどのように活用しましたか?

とてもシャープな写真が撮れて満足しています。普段はLomo'Instant Automat Glass camera で愛犬と自撮りをするために30cmの距離を使っているので、Lomo’Instant Wide Glass も友達とのセルフィーに楽しいと思います。

© Warangkana Sangsawa | Lomo'Instant Wide Glass

インスタント写真の魅力は何だと思いますか?

インスタント写真は実際に手に持てるものなのでとても魅力的だと感じています。ポストカードを集めるのが好きなので、インスタント写真は自分で撮ったポストカードのように感じます。また、結婚式や特別なイベントにインスタントカメラを持参して、撮った写真をプレゼントとして渡すのも好きです。旅行中にインスタント写真を撮って、その場で人に渡すこともあります。もしかしたら、それがその人たと会う唯一のチャンスで最後かもしれないからです。またインスタント写真は思い出を共有する方法でもあると思います。例えばこの写真を南ラオスのゲストハウスのオーナーにプレゼントしました。

© Warangkana Sangsawa

主にドキュメンタリーや風景写真を撮影していますが、インスピレーションはどこから得ていますか?

子供の頃に家族がタイ観光庁の雑誌を購読していて、成長するにつれてNational Geographicも読むようになりました。本やドキュメンタリーは子供のころからずっと楽しんできたので、頭の中に多くの写真が残っています。自分で写真を撮り始めたときには、今まで読んできた本を見返して本当に気に入った写真を見つけると、定規を使って大まかな9分割グリッドを描いて、写真家がどのように構図を考えたのかを分析していました。今でもこんな感じで写真を学んで分析することを楽しんでいますが、今では自然に9分割のことを考えるようになりました。

例えば、撮影時に距離を測るテクニックをよく使います。指や腕を使って距離を測ることでピント合わせの問題を軽減するのに役立っています。カメラの設定に応じて体の上で0.3メートル、0.6メートル、1.5メートルなどの距離を測って比較しています。

写真旅行の準備をする際のアドバイスや持っていくべきアイテムはありますか?

私はタイミングに重点を置いています。撮りたい写真を撮るためには、撮りたい場所に行く時間帯を適切に選ぶことが重要です。事前に場所を調べることも欠かせません。例えば島を訪れるときは、潮の時間を事前に確認し、美しい海の色を得るために昼間や午後の満潮時に行くようにしています。同様に、花畑や水田にもベストな時間があります。とにかく事前に計画を立てることが大切です。

© Warangkana Sangsawa | Cosmos flower field & Koh Kood seaside, Note: Photos taken with the Lomo'Instant Wide

私がおすすめするアイテムのひとつはジップロックです。撮ったインスタント写真を保管するために使っています。以前一度だけ蓋の開いたボトルから水が漏れてバッグの中のインスタント写真にダメージを受けたことがありとても悔しかったので、それ以来なお一層気をつけるようになりました。旅行中にたくさん写真を撮る予定があるときは、フィルムを密閉できる容器に入れておきます。

© Warangkana Sangsawa

最後に、旅行や風景撮影にLomo’Instant Wide Glassを使用したい方へのアドバイスはありますか?

カメラをじっくりと理解する時間を取りましょう。デジタルカメラとは異なりインスタントカメラは設定が限られており、後から編集することができないため、撮る一枚一枚は撮る人の経験に大きく影響します。

カメラをよく知れば知るほど、撮れる写真は思い描くものに近づきます。また天気もチェックして撮影場所の状況を確認することも大切です。撮影当日は自然がどれだけ協力してくれるかを見ることが重要だったりします。

Juneさんの素晴らしい作品や探索をもっと見たい方は彼女のInstagram をぜひフォローしてください!


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