ロモグラフィーパートナー:Filmlog in ソウル&チェジュ
日本をはじめ、世界各国にはフィルム写真を支えるロモグラフィーパートナー がいます。今回はソウルとチェジュにあるFilmlog in Seoul さんをご紹介いたします。
ロモホームのみなさまへ自己紹介をお願いします。
こんにちは!私たちはFilmlog です!私たちは韓国でフィルム文化を発展させためにラボを経営しています。Filmlogにはさまざまな分野のフィルム愛好家たちがラボに集まり、フィルムの研究や制作を楽しんでいます!
お店の創設ストーリーを教えてください。
「フィルムを1本ずつ記録するプラットフォームはあるのか?」という小さな疑問から始まりました。もしフィルムユーザーが自分のフィルムを共有していつでも簡単にアクセスできたらどうだろう?さらに、さまざまなフィルムの写りを比較できたら面白いんじゃないか? これがFilmlogの始まりのアイデアです。フィルムで写真を撮りながら、フィルム写真家が思い描いていたものを作りたいと誓いました。そして現在、Filmlogのウェブサイトには2300万本のフィルムが記録されており、人々の記憶をアーカイブするための貴重な場所となっています。
お気に入りのロモグラフィー商品はありますか?
Sprocket Rocket というフィルムカメラです!Filmlogではロモグラフィーの革新的で創造的なフィルムカメラを販売していて、その中でも特にSprocket Rocketで撮影するのが好きです。最近、私たちのラボでは「パーフォレーションスキャン」に魅了されていて、Sprocket Rocketその魅力を見事に引き出してくれます。
Sprocket Rocketで撮影した写真の中に大切な一枚があります。初めて持って出かけた時にカメラを地面に落としてしまって偶然撮れたショットです。ラボに戻ってフィルムをパーフォレーションスキャンした写真は、通常の35mmフィルムでは経験したことのない新たな贈り物のようなものでした。クロスラインによって生まれた光の筋や、フィルムの魅力が満載のフルフレームの画像が非常に魅力的に感じました。
インスピレーションのもとは?
私たちはお客様との会話から最も多くのインスピレーションを得ていると信じています。なぜその人がフィルムで撮影することを選んだのか、その理由は人それぞれです。お客様との会話から得られるインスピレーションが私たちの機動力になって、2023年の秋にはフィルムに関するテーマのトークイベントにしたフェスティバルを開催することにまで繋がりました。
WHY SHOOT FILM? フェスティバルは、まさにこの好奇心に応えるために開催されました。フェスティバルに訪れた多くの人々の反応を聞くことで、彼らが持っているさまざまな背景や経験を知ることができ、新しいアイデアや世界観を得ることができました。
この仕事の楽しさは?
Filmlogというラボは、皆さまの写真を仕上げるフォトフィニッシャーとしての責任を持っています。デジタル写真とは異なり、それぞれのフィルムには独特の色や質感があり、私たちはそれぞれのフィルムの特性を活かすことに重点を置いています。そうすることで常に新鮮な気持ちになれます。
逆に、仕事で一番大変なことは?
韓国でラボを運営する上で最も挑戦的な部分は「スピード」です。韓国の「速いペース」の文化を聞いたことがありますか?この文化はミニラボにも言えます。お客様はフィルムを持ってきたその日に現像、スキャン、プリントを全て終わらせてほしいと望んでいます。以前は私たちもこのスピードに合わせようとしましたが、それではフィルム一本一本にしっかり向き合うことができないと気付きました。
そこで、私たちは自分たちのペースを見つけることにしました。それぞれのフィルムに慎重かつ丁寧に取り組むための時間を作り出しました。時間はかかりますが、良い仕上がりになります。お客様は写真を受け取るまでに少し長く待つことになるかもしれませんが、幸いにも私たちのフィルム写真へのアプローチを理解し、感謝の気持ちを持ってご連絡いただいています。
今お店で計画中のことやプロジェクトなどはありますか?
私たちのラボでは毎月「今月のフィルムコンテスト」を開催しており、提出されたフィルムの中から1枚を選びます。優勝作品はショールームに訪れた方々の投票によって決定されます。また、年末にはその年のすべての優勝作品を集めて年間の最優秀写真を選びます。フィルム写真に特化したイベントです。
「今月のフィルム」コンテストは現在3年目に突入しています。このコンテストがフィルム文化の支援と促進に貢献し続けることを願っています。ソウルと済州のFilmlogショールームでは、「今月のフィルム」展と投票が常に行われています。皆様もぜひ投票に参加してください!
ソウルでおすすめの撮影スポットはありますか?
ラボ周辺のエリアをおすすめします!Filmlogのラボはソウルの東大門歴史文化公園駅近くにあり、過去と未来が共存するエリアです。東大門歴史文化公園駅に位置する東大門デザインプラザ(DDP)は、建築家Zaha Hadidによってデザインされた世界最大の三次元非定型建築物で、写真撮影にぴったりな場所です。また、南山に登ってソウルを一望したり、光化門広場を通る乙支路を散歩したり、景福宮に行って韓国の歴史を辿ることもできます。ぜひ訪れてみてください!
Filmlogの最新情報を知りたい方はInstagram をぜひフォローしてください!
他にも日本そして世界各地のロモグラフィーパートナーを紹介していきます!次回をお楽しみに!
Lomography Japan:Instagram / Twitter / Facebook / ショップページ
2025-01-06 #gear #文化 #places #ロモグラフィーパートナー hey_springtime の記事
コメントはまだありません