Antonio Soteloが初めてDaylight Developing Tank 35mmを使ってみた感想


自分でフィルムを現像することはフィルムで撮る人にとってはある意味特別な体験です。タンクを開けた瞬間に出てくるネガを見た時にしか感じられないような興奮があります。

メキシコ在住の写真家Antonio Sotelo が新発売のLomo Daylight Developing Tank 35 mm を使い、その感想をインタビューで話してくれました。彼の感想と初めて現像する人へのアドバイスも聞くことが出来て我々もワクワクするものばかりでした。

Photo by Antonio Sotelo

使用カメラ: Lomo LC-Wide
使用フィルム: Potsdam Kino ISO 100
現像液: Ilfosol 3
希釈:1+9
定着液:
Rollei RXA
現像時間: 6分

こんにちはTonyさん、ロモグラフィーマガジンへようこそ!Lomo Daylight Developing Tank 35mm を使ってみてどうでしたか?

こんにちは!招待していただきありがとうございます。一番は暗室やダークバッグを用意せずにフィルムを現像できるという点にとても満足しました。最初から最後まで明るい環境で使える現像タンクは本当に稀なのでとても便利です。タンクを開けて、フィルムが現像されて初めて姿を現す瞬間を見るのはとても達成感のある瞬間です。

最も気に入った点は何ですか?

本当に気に入ったところは、撮影が終わった後にすぐ現像を始められる点です。通常であればフィルムを現像タンクにセットするためにダークバックや暗室が必要で、現像するための必要な機材を集めたり、あるいはラボにフィルムを送って出来上がりを待ったりと、どちらにしても大きな待ち時間が発生します。しかし、このタンクを使うことで、待ち時間を短縮して簡単にフィルムを現像できることに感動しました。

現像中に難しかったことはありましたか?

最初はタンクの使い方、特に組み立ての手順やフィルムの装填に慣れるまで少し時間がかりました。マニュアル読んで組み立ての全工程に慣れるまで何度も練習しました。そこから自分の思い通りに使えるようになった感じです。

皆さんもフィルムをセットする際はゆっくり慎重に作業することをおすすめします。フィルムがセットできた後は、現像プロセスがずっと楽しくなりました。

Photo by Antonio Sotelo

現像タンクのデザインについてはどう思いますか?

家のお風呂場やシンクで現像するのにちょうど良いサイズです。部品の組み立て方や使い方を覚えると簡単に使えるようになります。効率的でどこにでも簡単に持ち運べる点がとても良いと思います。

自家現像は初めての取り組みでしたか?

昔に学部時代に写真のラボコースでフィルムを現像したことがあります。その時に一番難しかったのは、フィルムをパトローネから取り出す際にフィルムを傷つけないようにしてリールに正しくセットすることでした。すべてが真っ暗の中で行われ、作業がうまく進んでいるか確認する方法もありませんでした。ロモグラフィーの現像タンクは現像工程を自分で操ることができて、全ての工程を明るい場所で出来るのはとても良かったです。

自分にとって自家現像する魅力は何だと思いますか?

撮影から現像まで全て自分でできることだと思います。写真を撮ること自体がとても充実した工程ではありますが、自分で撮ったフィルムを実際に自分の手で現像すると写真とのつながりをさらに強くしてくれます。現像の各ステップは結果に直接影響を与え、そこに自分自身の個人的なタッチが加わります。自宅で現像することでフィルム写真のフルサイクルを完成させることができるのです。

この現像タンクを使う方たちにアドバイスはありますか?

現像タンクの組み立てを何度も練習してまずは慣れることが大切です。だからと言って、最初からすべてを完璧に知る必要はありません。もちろん注意しながら作業することは大事ですが、怖がらずにとにかくやってみることが大事です。何度も繰り返すことで現像についての理解が深まり、現像にも慣れると思います。

Photo by Antonio Sotelo

Lomo Daylight Developing Tank 35mmはどんな人におすすめできますか?

初心者も経験者も使える現像タンクです。初心者にとってはダークバックや暗室が不要なので自宅での現像がとても簡単になります。自家現像経験者にとっては、他のタンクと比較して結果がどうなるかを確認する良い方法です。また、自家現像は自分のフィルムの現像を自分でコントロールできるのも強みです。

初心者にもおすすめできますか?

間違いなくこの現像タンクは家で現像を始めるためにピッタリです。現像経験がなくても今まで以上に簡単に現像ができます。自家現像に興味がある方は試してみる価値があります。


自分でフィルムを現像する準備が整ったらLomo Daylight Developing Tank 35mm をゲットしてモノクロ現像に挑戦してみてください!

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