New Petzval 55 mm f/1.7 MKII は渦巻く星空の夢を見るか? by フォトグラファーRisa
「未来に残したい日本の絶景」というテーマを掲げ、子育てと仕事、フィルムとデジタルを両立する写真家のRisa さん。2024年よりCP+にてワークショップのステージ講師もこなす彼女に、今回はNew Petzval 55 mm f/1.7 MKII を使って撮影をしていただきました。デジタルらしいくっきりとした写りにPetzval特有のぐるぐるボケが組み合わさった時、どのような幻想が生まれるのかをぜひご覧ください。
ロモグラフィーマガジンへようこそ!初めに自己紹介をお願いいたします!
はじめまして!Risa です。東京を拠点に活動しています。普段は3才の活発な女の子のママでもあります。
写真を始めたきっかけを教えてください!
中学校で写真部に入ったことがきっかけでした。当時はまだフィルムとデジタルが切り替わるくらいの時で、学校に暗室もあったのでフィルムで撮影して自分達で現像していました。
普段はどのような写真を撮られていますか?
今はフィルム、デジタル、ドローンやスマート望遠鏡などいろんなものを使って撮影を楽しんでいます。撮影していていちばん楽しいのは星空風景の写真です。
実際にNew Petzval 55 mm f/1.7 MKIIを使ってみていかがでしたか?
今回New Petzval 55 mm f/1.7 MKIIを使わせていただいて、周辺のぐるぐるボケの独特な世界観と、その真逆の中央部分の解像度の良さにびっくりしました。笑
今までオールドレンズは多く使ってきましたが、ぐるぐるボケは出てもさすがに中央部分がこんなにしっかり解像することはなかったのでそのギャップが新鮮で楽しかったです!
このレンズにぴったりのシーンは何だと思いますか?
やっぱり中央部分の解像感を活かしてポートレートにはピッタリだと思います。緑でいっぱいの木々を背景にして、午後の少し陽が傾く時間にぐるぐるボケを発揮させるととても幻想的になります。
Petzval 55 MKIIで撮影したお気に入りの一枚を教えてください!
天の川の写真が特にお気に入りです。今回のお話をいただいてどんなシチュエーションで撮ろうかと考えたときに、「やっぱり私は星空が撮りたい!」と強く思いました。
あとは他の方の撮られた作例なども見て研究して、まだ誰も撮っていないものを撮りたかったんです。f/1.7という明るさを活かして天の川を撮ったらどうなるんだろう?という好奇心でポータブル赤道儀(星の日周運動を追尾する電動架台)に乗せて撮影しました。きっとこのレンズで赤道儀に乗せてタイムラプスを撮っている人はいないだろうな、、ととてもワクワクしながら撮影しました。
より鮮明な写りが求められる現代のレンズと比較したとき、Petzvalの個性的な写りにはどのような意味や使い方があると思われますか?
私は今まで自分の中でバランスを取るためにフィルムとデジタルをどちらも使ってきました。フィルムばかり撮っているとついゆるくなりすぎてしまい、逆にデジタルばかり撮っていると細かいことを気にしすぎて凝り固まってしまうんです。
それを「デジタルでもたまにはゆるくていいじゃん、もっと肩の力抜いてみようよ」と思わせてくれるのがPetzvalでした。ブレたってピントが甘かったってそれもその時の空気を写してくれている。「あ、なんかいいんじゃない?」と感じさせてくれるのはPetzvalを使う意味になると思います。
あとは最近のSNSでは動画も多く使われていますが、Petzvalはとても動画に向いています。中央部分の被写体をしっかり映しながら周辺は個性的にぼかすことで一瞬にしてシネマティックになります。これはスマートフォンのカメラや現代のレンズでは出せない味なので、ぜひ動画も撮ってみてほしいです!
最後に一言お願いいたします!
最後までお読みいただきありがとうございました。普段はInstagram をメインに写真や動画を投稿しています。YouTube にはPetzvalで撮影したものをまとめた動画もアップしているのでぜひご覧になってみてください。
みなさん楽しいカメラライフを★
数々の素敵な写真を見せていただきありがとうございました!このインタビューを読んだ方はRisaさんのInstagram と X 、そして YouTube とFANME のチェックをお忘れなく!
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2025-08-06
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