カラーネガフィルムとC-41現像とは?
カラーネガフィルムは現在もっと流通しているタイプのフィルムです。その特徴の一つがそのラチチュードの広さです。ラチチュードは風景の明るい部分から暗い部分までの再現できる幅のことです。カラーネガフィルムはラチチュードが広いので、露出の設定を少し間違っても黒潰れや白飛びが起こりにくいです。カラーネガフィルムは特に露出オーバーには耐性があります。
カラーネガフィルムは、青、緑、赤の3色の光にそれぞれ感光する3層の乳剤からできています。それぞれの層には、光に反応するハロゲン化銀の結晶と色素カプラーという化学物質が含まれています。フィルムを現像するとハロゲン化銀、色素カプラー、現像薬品の相互作用により、ネガ像(反転した像)が形成されます。

カラーネガフィルムにはたくさんの種類があり、感度やサイズなど様々なものがあります。また、フィルムによって発色が違うところがフィルム写真の面白いところでもあります。ロモグラフィーには、現実の色を忠実に写し取るカラーネガフィルムのシリーズと、独特なカラーシフトが楽しめるLomoChromeシリーズがあります。どちらもC-41現像対応なので手軽に現像することができます。
C-41はカラーネガフィルムの現像方法の名称で、Kodakにより使用されています。フジフイルム製のフィルムにはCN-16と記載がありますが、どちらも会社による呼び方の違いで互換性があります。このC-41現像は1972年以来使われてきました。モノクロフィルムと違い、C-41は現像時間や温度が統一されているので多くのお店では自動化された機械で現像されています。
カラーネガフィルムも自家現像することが可能ですが、モノクロに比べ温度管理がシビアだったり、使用する薬品が多いので注意が必要です。
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フィルムの種類 (撮影フォーマット)
フィルムの種類(大きさ)には大きく分けて 35mm、 中判、 大判 の3つのフォーマットがあります。また、レアなフォーマットとして 110 や 127 も存在します。
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ハーフカメラとは?
ハーフカメラは35mmフィルムに18×24mmのサイズの写真を撮影するカメラです。画像サイズが通常の35mmフィルムカメラの約半分なので、いつもの倍の枚数を撮影できます。
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現像はどこでできるの?
今でも35mmフィルムを現像できる場所はたくさんあります。場所によっては1時間でデータ化できたり、街の古い写真屋さんでもできるかもしれません。
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RedScaleとLomoChromeフィルムの現像方法は?
ロモグラフィー現在販売しているカラーフィルムは通常のC-41/CN-16で問題なく現像することができます。RedScale XRや全てのLomoChromeフィルムも同様です。
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クロス現像とは?
クロス現像(x-pro) とはそのフィルムの指定する現像方法ではなく、他の現像方法でフィルムを現像する特殊現像の方法です。一番有名なクロス現像はポジフィルム(E-6現像)をカラーネガ現像(C-41/CN-16)する方法があります。クロス現像をすることで予想できない色の変化やコントラストを楽しむことができます。
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モノクロポジフィルムとは?
ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。
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モノクロネガフィルムとは?
カラーネガフィルムと同じで、現像したモノクロネガフィルムには実際と反転したモノクロの像がフィルムに写し出されます。
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ポジフィルムとE-6現像とは?
ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。
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カラーネガフィルムとカラーポジフィルムの違い
カラーネガフィルム と カラーポジフィルム は両方ともカラー写真を撮ることができますが、フィルムに写し出される写真に違いがあります。