カラーネガフィルムとカラーポジフィルムの違い

カラーネガフィルムカラーポジフィルム は両方ともカラー写真を撮ることができますが、フィルムに写し出される写真に違いがあります。

カラーネガの"ネガ"は英語の反対を意味するNegativeという言葉からきています。現像したカラーネガでは写真の明るい部分が黒く、暗い部分が明るく写し出されます。このままでは写真として鑑賞できないのでスキャンによって反転させます。

ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。

左: カラーネガフィルム / 右: モノクロポジフィルム

カラーネガフィルムはポジフィルムよりも一般的に普及しており、様々なタイプやISO感度のものが販売されています。ネガフィルムは露出の許容範囲(ラティチュード)が広く、多少の露出オーバー/アンダーでも問題なくスキャンすることができます。そのため、シャッタースピードや絞りが固定のカメラにはネガフィルムの使用が適しています。

Photos by toscan taken with Lomography Color Negative 800 & by unenthused taken with Kodak Portra 800

ポジフィルムは基本的にISO感度100などの低感度のものが多く、ディテールに富んだ鮮やかな写真を撮影できます。ただ、ポジフィルムは露出の許容範囲(ラティチュード)が狭く、正確に露出を測らないと白飛びやアンダーな写りになってしまいます。 また、ポジフィルムをあえてカラーネガフィルムと同じ現像プロセスで現像するクロス現像 をして予期せぬ写りを楽しむ方法もあります。

Photos by istvanpinter & yohane taken with Kodak Ektachrome 100

どちらのフィルムにも長所と短所があるので、両方試して好みで選んで使ってみてください。

見つからないものがありますか?

探している答えが見つかりませんか?そんな時はschool@lomography.com までご連絡ください!

Photos from our Community

Do you want to see your photos featured here? If you think your photos fit this article just tag them with “slide film”. We take a look at all these photos and select our favorites. See all photos tagged with “slide film” here.

詳細はこちら

  • フィルムの種類 (撮影フォーマット)

    フィルムの種類 (撮影フォーマット)

    フィルムの種類(大きさ)には大きく分けて 35mm中判大判 の3つのフォーマットがあります。また、レアなフォーマットとして 110127 も存在します。

  • パンクロマチックフィルムとオルソクロマチックフィルムの違いは?

    パンクロマチックフィルムとオルソクロマチックフィルムの違いは?

    オルソクロマチックフィルムは青感性ハロゲン化銀乳剤で作られており、一方でパンクロマチックフィルムには、そこに緑や赤に反応する感材が加えれています。

  • ハーフカメラとは?

    ハーフカメラとは?

    ハーフカメラは35mmフィルムに18×24mmのサイズの写真を撮影するカメラです。画像サイズが通常の35mmフィルムカメラの約半分なので、いつもの倍の枚数を撮影できます。

  • LomoChromeフィルムとは?

    LomoChromeフィルムとは?

  • 現像はどこでできるの?

    今でも35mmフィルムを現像できる場所はたくさんあります。場所によっては1時間でデータ化できたり、街の古い写真屋さんでもできるかもしれません。

  • RedScaleとLomoChromeフィルムの現像方法は?

    ロモグラフィー現在販売しているカラーフィルムは通常のC-41/CN-16で問題なく現像することができます。RedScale XRや全てのLomoChromeフィルムも同様です。

  • クロス現像とは?

    クロス現像とは?

    クロス現像(x-pro) とはそのフィルムの指定する現像方法ではなく、他の現像方法でフィルムを現像する特殊現像の方法です。一番有名なクロス現像はポジフィルム(E-6現像)をカラーネガ現像(C-41/CN-16)する方法があります。クロス現像をすることで予想できない色の変化やコントラストを楽しむことができます。

  • モノクロポジフィルムとは?

    ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。

  • モノクロネガフィルムとは?

    カラーネガフィルムと同じで、現像したモノクロネガフィルムには実際と反転したモノクロの像がフィルムに写し出されます。