フィルムの種類 (撮影フォーマット)
フィルムの種類(大きさ)には大きく分けて 35mm、 中判、 大判 の3つのフォーマットがあります。また、レアなフォーマットとして 110 や 127 も存在します。

フィルムの種類(フォーマット)はフィルムの大きさを指します。一般的に、フィルムが大きければ大きいほどノイズが減り、より繊細な写真を撮ることができます。
35mmフィルム (135)
最も一般的なのが35mmフィルムです。135フィルムと呼ばれることもあります。レンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)に使われているフィルムもこの35mmで、入手や現像のしやすさもこのフィルムが一番優れています。 通常35mmフィルムは24枚撮りか36枚撮りとしてパトローネと呼ばれる円柱形のケースに入って売られています。
35mmフィルムはLC-A+ 、 Sprocket Rocket、 >Fisheye No.2 Use Film Camera などのカメラで使われています。
中判フィルム (120)
中判または120フィルムは幅が6cmの35mmより大きいフィルムです。中判フィルムはカメラによって6×4.5、6×6、6×7などの撮影サイズに変えられます。中判フィルムはフォーマットによって10から16枚撮影できます。
中判フィルムはDiana F+ や Lomo LC-A 120 などのカメラで使用されています。
大判フィルム
シートフィルムとも呼ばれる大判フィルムは一番昔から存在するフィルムフォーマットで、今でも製造販売されています。一般的に広く使われているのが4×5や8×10といったサイズです。ただ、シートフィルムはとても高価でカメラも大型なため、35mmや中判フィルムに比べてユーザーの数は限られています。
110フィルム
ポケットフィルムの愛称を持つ110フィルムは35mmフィルムの約半分の大きさのとても小さなフィルムです。35mmや中判フィルムと違い、110フィルムは独自のカートリッジ方式を採用しています。フィルムは左から右に送られ、撮影後も自動的に巻き取られるので35mmフィルムのように巻き取りをせずに使用することができるフィルムです。
他のフォーマットと比べ認知度は低いですが、ロモグラフィーは現在残る唯一の110フィルムメーカーとして、110カメラのDiana Baby 110 と豊富なラインナップの110フィルム を販売しています。
127フィルム (ベスト判)
127フィルムは幅が46mmのフィルムで、35mmと中判フィルムの間くらいの大きさです。今では127フィルムはとても貴重なものになってしまいましたが、Kodak Brownie Reflex Synchroや Rolleiflex 4×4 (Gray Baby)のような127カメラは中古カメラショップなどで見つけることができます。
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ハーフカメラとは?
ハーフカメラは35mmフィルムに18×24mmのサイズの写真を撮影するカメラです。画像サイズが通常の35mmフィルムカメラの約半分なので、いつもの倍の枚数を撮影できます。
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現像はどこでできるの?
今でも35mmフィルムを現像できる場所はたくさんあります。場所によっては1時間でデータ化できたり、街の古い写真屋さんでもできるかもしれません。
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RedScaleとLomoChromeフィルムの現像方法は?
ロモグラフィー現在販売しているカラーフィルムは通常のC-41/CN-16で問題なく現像することができます。RedScale XRや全てのLomoChromeフィルムも同様です。
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クロス現像とは?
クロス現像(x-pro) とはそのフィルムの指定する現像方法ではなく、他の現像方法でフィルムを現像する特殊現像の方法です。一番有名なクロス現像はポジフィルム(E-6現像)をカラーネガ現像(C-41/CN-16)する方法があります。クロス現像をすることで予想できない色の変化やコントラストを楽しむことができます。
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モノクロポジフィルムとは?
ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。
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モノクロネガフィルムとは?
カラーネガフィルムと同じで、現像したモノクロネガフィルムには実際と反転したモノクロの像がフィルムに写し出されます。
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ポジフィルムとE-6現像とは?
ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。
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カラーネガフィルムとC-41現像とは?
カラーネガフィルムは現在もっと流通しているタイプのフィルムです。その特徴の一つがそのラチチュードの広さです。ラチチュードは風景の明るい部分から暗い部分までの再現できる幅のことです。カラーネガフィルムはラチチュードが広いので、露出の設定を少し間違っても黒潰れや白飛びが起こりにくいです。カラーネガフィルムは特に露出オーバーには耐性があります。
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カラーネガフィルムとカラーポジフィルムの違い
カラーネガフィルム と カラーポジフィルム は両方ともカラー写真を撮ることができますが、フィルムに写し出される写真に違いがあります。