ティンタイプとは何ですか?

ティンタイプ はメラノタイプやフェロタイプとも呼ばれ、ガラスではなく、暗い色のラッカーやエナメルで塗装した薄い金属板を使用することで、直接ポジ像を得られる技法です。

1853年にアドルフ・アレクサンドル・マルタンによって初めて発表されたティンタイプは、1860年代と70年代に最も広く使用され、21世紀に復活を遂げています。当初はスタジオで肖像画を撮影するために使用されていましたが、ブースやテントで作業するフェロタイプ写真家や、カートやワゴンを持つ路上写真家へと発展していきました。鉄製の支持体は丈夫であり、アンブロタイプやダゲレオタイプのように保護用のハードケースが必要ありません。また乾燥する必要がないため、撮影後数分で顧客に渡すことができました。この技法は、アメリカ南北戦争を記録するための主要な手段の1つであり、南北戦争は初めて写真で撮影された戦争でもありました。1860年代にはアルブミンプリントに商業的な地位を奪われましたが、主にカーニバルの景品として残りました。

Abraham Lincoln Tintype | photo source – wikimedia commons
Abraham Lincoln Tintype | photo source – wikimedia commons
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