超広角に写るニューヨーク : Brian ChoとAtoll Ultra-Wide 2.8/17

ニューヨークは文字通り碁盤の目状に広がり、最高のアングルと組み合わせれば、ドラマチックで格好良い写真が撮り放題。ブルックリンで活動するフォトグラファー のBrian Cho には前回 に引き続き今回は、Atoll Ultra-Wide 2.8/17 Art Lenses をテストしてもらいました。そして、メトロポリタン美術館やワールドトレードセンター のような街の象徴的な建造物を全く違う世界かのように写し取ってくれました。

Brianとのインタビューと素晴らしい写真を見てみましょう！

こんにちは Brian、ロモグラフィーマガジンにおかえりなさい！軽い自己紹介をお願いできますか？

Brian Choです。ニューヨークのブルックリンでフォトグラファー兼ビデオグラファーをやっていて、写真のスタイルはいろいろです。プロジェクトに併せて様々な被写体を扱います。屋外や風景を撮影しているですが、最近ですとストリート写真や旅行写真に惹かれています。

Atoll Ultra-Wide Art Lensで試してみたかったことは何ですか？このレンズの第一印象は？

Atoll Ultra-Wide Art Lensはレンジファインダーに対応した唯一のMマウント用超広角レンズだと気づき、すぐ僕の目に留まりました。この焦点距離のレンズのほとんどが数十万してしかもレンジファインダー対応でなかったりします。過去にロモグラフィーフィルムとカメラしか使ったことが無かったので、この金属製のレンズの作りには驚きました。他のプロ用の超広角レンズのように扱えて、持ち心地も良かったです。

Atollで撮ろうと決めたものについて教えてくれますか？

メトロポリタン美術館の中でこのレンズを試してみようと思いました。あの巨大な空間と美術館の建築を撮影できるなんて興奮しました。最大開放値 f/2.8 が限られた光の中でも撮影を可能にし、17mmの焦点距離が写真をドラマチックに仕立ててくれました。普段はポートレート撮影に50mmか85mm を使うのですが、超広角のファッション撮影に挑戦してみました。写真の中でモデルがドラマチックでパワフルに見えるやり方が気に入ってます。

今回の撮影ではどのカメラを使いましたか？

ほとんどを Sony A7 IVにMマウントアダプターを着けて撮影しました。

Atollで撮影したお気に入りの一枚はありますか？

このショット（上）がこのシリーズの中でお気に入りです。Atollの焦点距離のおかげで、被写体に焦点を当てつつも、背景の建築も捉えることが出来ました。床に寝そべり、モデルを見上げながら撮影しました。この自然な超広角の歪みとアングルがうまく合わさることでドラマチック感とモデルの力強さが加わりました。

Atollの様な超広角レンズを使った撮影の時のコツはあったりしますか？

このドラマチックな超広角の焦点距離のポテンシャルを活かしてください！型にはまらない角度や位置から撮影するのは楽しいものです。このレンズをデジタルカメラに装着する時は、フォーカスピーキングなどのフォーカス補助機能を使用することをおすすめします。ライカのレンジファインダーで撮影している場合、付属の外付けファインダーを使えば大まかな構図あわせができます。

この世界のどこへでもこのAtollを持っていけるとしたら、どこへ行きますか？

ソウルや東京のような大都市にこのAtollを持っていったら最高に楽しいでしょうね！渋谷の交差点で超広角写真を撮るのを想像してみてください！

コミュニティーにシェアしたいプロジェクトなどはありますか？

型にはまらない写真のジャンルで実験することを楽しんでいます。最近ですと、35mmフィルムで野生動物写真に飛び込み、既に複雑でチャレンジングなものです。

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