Lomography X-Pro 200: E6現像によるゴールデントーン
2 5 Share TweetLomography X-Pro 200のクロスプロセス時の黄緑の色調はロモグラファーにとっては親しみのあるものですよね。一般のリバーサル現像であるE6現像をこのフィルムと4つの異なるカメラで試してみることにより、フィルム本来のゴールデントーンを発見したのです。
通常スライドフィルムには一般のリバーサル現像であるE6現像を施すべですが、クロスプロセスの出来上がりにいつも誘惑されてしまいますよね。ロモグラファーの皆さんはスライドフィルムをクロスプロセス現像のビビッドな色合いを楽しんでいることでしょう。でも、それは本来の彩度を忘れてしまいがちにするんです。そこで Lomography X-pro 200 フィルムをクロスプロセスを行わずに、通常のE6現像を行って本来の色味を調べてみることにしました。
すると結果からは金色の色調がうかがえるんです。スライドフィルムは露光許容度が普通のフィルムよりも狭いので、正確に調整されたMinolta Hi-matic 7sII レンジファインダー、Nikon FM2、マニュアル露光の Lubitel 166+ と Diana Multi-Pinhole Operator をこのフィルムのトーンをテストする為に使用しました。
Minolta Hi-matic 7sII
最初の1本は日没を撮影するのに使いました。その結果わかったことは、このカメラと写真のコンビネーションで撮影した場合、写真は主に金の色味がかったイメージになるということです。でも日中の太陽光の下や屋内での撮影では、金色が強いわけではなく、普通の色温度を示しました。また、前方照明の条件下での撮影では、空はクロスプロセスのような深い色相を見せます。
Nikon FM2
フィルムの色のテストのベストな方法は花の撮影です。でも、2/3段低いコントラストの写真を撮る為に露出アンダーにしました。その結果、イメージは低彩度でした(でもスキャンするのに簡単)。全体的に少し黄色がかった色になったんですが、赤色は日中での撮影ではまだまだ飛び抜けています。古いメールボックスの写真の色合いは低コントラストでした。低彩度のものではイメージそのものはクリアです。
Lubitel 166+
曇りの条件下や室内でISO200で撮影すると、色の彩度は最も高かったです。7sIIと比べると、 Lubitel 166+ のレンズは彩度をより高めるようです。120フォーマットフィルムでは、ディテールはクリアに見ることができるため、より魅力的です。赤、黄色、そして紫がビビットに現れました。特に花はプラスチックレンズで撮影されたのにもかかわらず、とても綺麗でした。
Diana Multi-Pinhole Operator
うーーーん。ピンホール写真は適正露出を得るのがすごく難しいのですが、 Diana Multi-Pinhole Operator でスライドフィルムを使うのが好きです。結果は、露出計を間違って合わせたためにすべての写真が露出オーバー!紫色っぽい写真があったことがせめてもの救いでした。次回は、さらに露出を絞って撮影して、「ロマンティック」なエフェクトを得れるか試してみたいと思います。
どうすればフィルムを使いこなせるんですか
すべてのフィルムはそれぞれいい点と悪い点があります。
重要なのは、そのユニークな特色をどのように活かすのかということです。個人的に、 Lomography X-pro 200 は暖色やビンテージ調により会っていると感じました。低いライティングの場合ではより彩度が増します。それに、カメラによっても違った結果出ていました。お気に入りのカメラとフィルムのコンビネーションを見つけてください!
Lomography X-pro 200
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