サンフランシスコは夢の街。19歳の写真家Enzo Iriarteにインタビュー

太陽に照らされたビーチ、水着、永遠に終わらないと思っていた夏の日々。そんな夏休みがそろそろ懐かしく思えたり、仕事中にCalifornia Dreamin'の歌詞が頭から離れない、なんて夏がまだ終わって欲しくない人にぴったりな写真。Enzo Iriarteはこの夏のカリフォルニアが最も美しい瞬間を切り取りました。今回のインタビューでは、彼のアメリカ旅行の思い出や写真家になって本当に良かったと思うことを聞いてみました。

© Enzo Iriarte

Enzoがカリフォルニア旅行で撮った写真、とっても素晴らしいよね!友達と行ったカリフォルニアはどうだった?どうして撮影旅行でカリフォルニアを選んだのか、理由があれば教えて。

カリフォルニアに行くのはずっと夢だったんだ。大きなヤシの木にアーティストたち、そして美しい景色。旅行費を出してくれたブランドのプロジェクトで僕らはカリフォルニアに行けたんだ。旅行に行く前はバルセロナで退屈していたし、いいアイディアも浮かばなかったな。

© Enzo Iriarte

旅行で一番印象に残っている場所は?

サンフランシスコかな。もちろん砂漠やビッグサーの広大な自然も生きてるって実感させられて良かったけど、サンフランシスコはすごく特別な街だった。みんなが認めてもらえて、受け入れてもらえる場所だと思ったよ。ホームレスが道で生きていけるし、無料の交通機関まである。ゲイの地区も普通に受け入れられていたよ。この街では自由であることがとても大事なんだ。

© Enzo Iriarte

いつから自分で写真を撮るようになった? 最初に写真を撮ったとき何歳だった?

僕は今19歳。最初の写真は16か17歳の頃に、2人のクラスメイトの女の子たちと撮った写真かな。2人ともすごく楽しんでいたし、今でも友達だよ。

© Enzo Iriarte

写真家にとって最もやりがいのある仕事って何だと思う?

写真家のいいところは、作品がある限り写真家は死なないってことかな。僕にとってアートはいつも身近なところにあるよ。6歳からピアノを弾いているんだけど、その頃から音楽を通して自分が思っていることを伝えたかった。写真も同じで、僕は撮った写真を周りの人たちに見せるのが好きなんだ。だって写真は僕の思っていることを伝えてくれるからね。それに僕が死んでも、写真はずっと残るところがいいよね。それが一番大切なことだよ。

© Enzo Iriarte

今はバルセロナにいるみたいだけど、バルセロナに住んでて一番良かったことって何?それってEnzoの写真にも影響してる?

昔はバルセロナの近くの町に両親と住んでいたんだけど、今はバルセロナの学生アパートに住み始めた。バルセロナは世界中のどの街とも違うんだ。毎日毎晩何かしらのイベントがあって、かっこいい人たちに出会えるから僕はいつもカメラを持ち歩いてるよ。バルセロナはスペインで一番おしゃれな街だしね。

多くの写真家にはミューズがいるように、Enzoにもインスピレーションや創作意欲を与える人はいる?

特にはいないよ。かっこいいものを作りたいだけだし、人と出会って考えていることやその場の空気を共有することが好きなんだ。それが無くなったら、いつか写真を好きじゃなくなるかも。多分、写真を撮るっていうよりも思い出を撮っている感じに近いかな。

© Enzo Iriarte

いつも自然に光がさしてる写真が多いけど、そういう写真を撮るコツは?

自然な光って本当に最高だよね!太陽の光って完璧なんだ。コツっていうか、とにかく撮って撮りまくることだよ。何度も失敗して失敗して、やっと上手くなれる。それで知るんだ、それが人生だと。もちろんまだまだ技術は足りないけれど、学び続けてるよ。毎日。

© Enzo Iriarte

またどこかに撮影旅行へ行く予定はある?アメリカの他の街とか。

あるけど、まだ言えないんだ!アメリカにはまた来年行きたいな。

© Enzo Iriarte

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2016-10-03 #people #ビデオ Ivana Džamić の記事

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