ごっちんがLC-A+で撮る新しいLomoChrome Color '92

ロモグラフィーのフィルムに新しい仲間が加わりました!その名もLomoChrome Color '92。このフィルムを託されたごっちんさん。いつも通りLC-A+を使って撮っていただきました。インタビューと一緒に作例をご覧ください!

今回の撮影のコンセプトは何でしたか?

事前に寒色系に発色すると聞いていたので落ち着いた雰囲気を意識して「哀愁を感じる大人」をコンセプトにしてみました。

今回試写したフィルムの写り(発色やコントラスト)はいかがでしたか?

タングステンフィルムを思い起こさせるような青みのある発色となりました。撮影日は晴天だったので、日差しのある元と日陰のロケーションの両方で撮影。

まず日差しのある元では、やや青みのある色味で日差しがあっても派手さを抑えた落ち着いた雰囲気となりました。またコントラストは強めで今回カメラはLC-A+を使用したのですが、ビネット効果がバッチリ現れました。

一方、日陰での撮影はより青みが強くなりました。日陰と言うより全体的に陽の当たらない屋外での撮影にこの効果が現れると推測します。また夜間の撮影も試してみました。やはりここでも寒色系の特徴が出て、お店の照明は通常のカラーフィルムでは赤みが強くなりますが、それが抑えられているように思います。

お気に入りの写真と理由を教えてください

大きな白壁の前に2人のモデルさんに立ってもらった写真は、壁にダイナミックな木の影が落ち、コントラストは強いながらも落ち着いた色味で映画のワンシーンのような仕上がりになり気に入ってます。あとモデルさんがイチョウの葉の上で仰向けになっている写真は、銀杏の葉が本来はもっと鮮やかな黄色でしたがこのフィルムの特徴によりとても落ち着いた黄色になり、哀愁漂う雰囲気になって気に入ってます。

このフィルムの好きな部分はありますか?

今回の撮影はカメラは何を使いましたか?

いつも通りLC-A+を使いました!

このフィルムに合った撮影環境は何だと思いますか?

寒色系(青色)の色味を強く出すには全体的に日の当たらない場所での撮影がその効果を得られると思います。また哀愁漂うシネマチックな雰囲気の仕上がりを期待するなら明るい屋外が適していると思います。被写体に原色の派手な色は使わずに中間色を意識して配置するとよりその効果が期待できると思います。

フィルムの選択肢が減っていく一方で、新しいフィルムが出てくることはどう思いますか?

とても嬉しいです!大手メーカーは年々フィルムの種類を減らす中で、新たな選択肢ができるということはフィルムユーザーにとって希望でしかありません。特にロモグラフィーのフィルムは特徴的なフィルムが多く逆に選択に迷うのですが、その迷うと言う行為から撮影の楽しさが始まっていると思います。これはデジタルカメラユーザーには味わえない楽しさだと僕は思っています。

フィルムの未来に求めること(希望)は?

とても難しい質問。まずは無くならないこと。効率化を求める現代においてフィルムはそれを逆行する最たるものです。ホテルでは機械でチェックインをし、レストランではロボットが配膳をする時代になりました。一方フィルムはフェイストゥフェイスの関わりが必要です。フィルムに全盛期のような復活は期待できないけれど、人と人がいつまでも関わる時代を繋ぎ止めてくれる存在でいてくれたら嬉しいです。

最後に、2023年の目標や宣伝があればぜひ!

2023年3月に写真集「Mission」(233PRESS) を出版しました。この写真集はモノクロフィルムで撮影された多重露光の作品集です。今後個展、イベント、WEBなどで販売をいたしますので機会がありましたら是非お手に取り下さい!


新発売のLomoChrome Color '92はオンラインショップ直営店 で発売中です!


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2023-07-07 kota_97 の記事

LomoChrome Color '92 ISO 400 35 mm Film

ロモグラフィー新開発のISO感度400のカラーネガフィルム

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