Horizonへのフィルム装填をすごく簡単に!
1 4 Share TweetHorizonパノラマカメラで写真を撮るのは大好きだけど、フィルムを入れていると頭がおかしくなってしまいそう?この方法を使えば、お気に入りのHorizonやスイングレンズのカメラにフィルムを入れて撮るのが楽しくなると思うよ。試してみてね。
みんなも僕と同じなら、Horizonは大好きだけど、フィルムの装填は大嫌いじゃなかろうか。手順が複雑だし、フィルムはローラーや歯車の入り組んだ迷路を通っていかなきゃいけないんだから。フィルムのつまみの部分を巻き取り軸に入れるのも一苦労だしね。
この簡単なコツを使えば、それが全部変わっちゃうよ。カメラにフィルムを入れる作業が、ずっと楽になる。しかも、構造上フィルムの無駄がずっと少なくなるし。何をするかというとね、フィルムをくっつけるための便利なリーダー(ベロ)を新たに作るんだ。そうすれば、新しいフィルムの端をリーダーにテープでくっつけて送るだけで、撮影できるようになるよ。
そのために必要となるのは、自分のHorizonと、30.48cm以上のいらなくなった35mmフィルム(フィルムベースが厚いもの)。大切なのは、これをするのに必要なだけの厚みがあるフィルムと、セロハンテープかそんな感じの薄いテープ、ハサミ、そして少しの時間を使うことだ。
ステップ1: フィルムベースが分厚いフィルムを30.48cmに切る。そして一方の端を少しだけ曲げる。そうしたら、表を上にして曲げたほうの端からローラーの下を通してね。カメラの、普段パトローネから出ているリーダーを通しはじめるほうのローラーだよ。
ステップ2: 慎重にフィルムを引っ張って、曲げたほうの端を反対側にある2番目のローラーの下に差しこむ。こっちのローラーは、フィルムをカメラの端から端まで引っ張るための、スプロケット用の歯車がついているほうだよ。フィルムが2番目のローラーの下を通ったら、フィルムがさらに進んで巻き取り軸の後ろから端が見えるようになるまで押しすすめてね。もしかしたら曲げたほうの端を、機能するのに十分なくらい出すためには、シャッターボタンを押してフィルム少し進めないといけないかもしれない。オススメは、5-7.6cmほど進めること。そうすれば、リーダーが端からちゃんと出て、切ることができるからね。それから、反対側のパトローネをはめるほうからもフィルムが5-7cm以上出ているようにしてね。そっち側から出ているのが長くても、気にしなくていいよ。あとで切ればいいから。
ステップ3: リーダーの巻き取り軸側から出ているほうの先端をつまんで、巻き取り軸のスリット部分に入るように端をきれいに切って形を整えてね。そうしたら、そっちの端を慎重に曲げる。スリット部分に入るように切ったつまみの部分の長さは1.27-2.5cmくらいになるように。
ステップ4: ステップ3で曲げたつまみを持って、慎重に巻き取り軸のスリット部分に差しこむ。ここで、差しこんだところを指で押さえてフィルムがゆるまないようにしながら、カメラの底部にある巻き戻しボタンを押して、とにかく優しく反対側から出ているフィルムの端を引っ張る。(最初にフィルムを入れた側から出ているほうの端だね)巻き取り軸からスプロケットの歯車のところを戻って、丸みのあるフィルム面の上を通って、最初に差しこんだところの下を通って、フィルムがピンと張ってたるみがなくなるようにしてね。そうしたら、小さく切ったテープを巻き取り軸に入っているフィルムの上に貼ろう。巻き取り軸にもフィルム自体にもしっかりテープがくっついているようにしてね。そうすれば、この新しいリーダーがちゃんとした場所にしっかり固定されるはずだ。
*注意: よかったら、フィルムと軸の裏側もテープで固定してね。そしたら簡単には取れなくなるから。これをするためには、フィルムを巻き戻すボタンを押して、フィルムのテープを貼っていない裏側が出てくるまで慎重にリーダーを引っ張ってね。しっかり貼るんだけど、テープの量が増えると、カメラの中でフィルムを送るときの巻き取り軸の直径が大きくなってしまうっていうことも覚えておいてね。
ステップ5: フィルムを通し始めた、パトローネを入れる側から出ているフィルムの余分な部分を持って、フィルムがきっちりきれいになっていてテープもしっかり貼られていることを確認する。そうしたら、撮影用のフィルムをくっつけるのに十分なフィルムが出ているように気をつけながらフィルムの端を切るんだけど、この新しいリーダーの端にくっつけるのが難しくなるほど切ってしまわないようにね。作業を少し簡単にしたければ、パトローネを入れるほうから出ているリーダーを長めに残しておくといい。あとで楽だからね。
この時点で、あらかじめリーダーが設置されている状態になっているよね。感光乳剤が厚く塗られているものだと、撮影時にフィルムが最後までいったときに破れにくくていいね。
ステップ6: 撮影したい1本目のフィルムを、今回新しく作ったリーダーにくっつける。僕の場合は、撮影に使うフィルムのリーダーを新しく作ったリーダーの端の上に重ねて、透明なテープでくっつけるだけだな。スプロケット用の穴が揃っていて、端が何かに引っ掛かるようになっていないことを確認してね。分厚くなければ、どんなテープでもいいよ。セロハンテープでも、和紙テープでも、そんな感じの透明な薄いテープでも、この場合はうまくいく。で、このテープで塞がれたスプロケット用の穴は、また全部開けてね。僕はペインターズテープやダクトテープ、マスキングテープ、テープ自体が普通より厚くて、べたべたになったりフィルムの通り道やローラーの滑りを悪くしたりしてしまいそうなものはすべて避けるようにしている。こういうときには普通の透明なテープ使うようにしているよ。ずっと煩わしさが減るからね。
ここで大事なのは、自分のフィルムが新しく作ったリーダーにしっかりくっついていて、フィルムを送ったときに何かに引っ掛かったりしないか確認すること。それからフィルムを変えるときには、端っこを外したり、テープをはがしたりが簡単にできるようにしたいよね。僕はリーダーの出ている部分を5-7.5cmくらい残して両方のフィルムの端をテープでつないだ部分を切って、次のフィルムを残った部分につないでいるだけだよ。でも、テープを取ってまた次のフィルムをテープでつないでもいいと思うよ。そうしたかったらね。もしくはスプロケット用の穴を塞がずに、慎重にフィルムの裏表の真ん中にだけテープを貼るっていうのだってオッケーだよ。そうしたら、露光したあとに簡単にはがすこともできるからね。
ステップ7: さあ、新しく取りつけたフィルムがちゃんと最初のローラーを通りすぎるまで、慎重に新しいリーダーを送ろう。そうしたら、普段と同じようにフィルムのパトローネをカメラにはめこんで、たるみが完全になくなるまでフィルムを送ってね。で、フィルムの新しいつなぎ目が最初のローラーとスプロケットのローラーのあいだにくるようにする。ここで、必要に応じてフィルムの巻き戻しノブを使ってたるみを取って、またフィルムを送っていってね。スプロケットのローラーをつなぎ目が過ぎたらそこでオッケー。もうカメラの裏側を閉じて、フィルムを1、2コマ送ってもいいよ。
さて、もうフィルムも1本入って、撮影の準備もできたはずだ。しかも、そのために何コマか無駄にしちゃうっていうこともないんだよ。
お楽しみはここからだ。入れたフィルムに写真を焼きつける。フィルムの最後までいったら、撮影しているフィルムが破れてしまわないように気をつけてね。撮影が終わったら、テープで留めているフィルムのつなぎ目が両サイドのローラーを通りすぎるときの抵抗を感じるまで、フィルムを巻き戻す。ちゃんと巻き戻せていた場合は、カメラの裏側を開けたときに古いリーダーが撮影したフィルムのパトローネの中に入っている、もしくはその近くにあって、反対側の端は、反対側にある巻き取り軸にまだちゃんとテープ留めされているはずだ。
リーダーを引っぱり出して、フィルム同士をつないでいるテープを外してね。リーダーは次のフィルムのためにそのまま残しておくよ。そうしたら、同じように次のフィルムを装填する。つまり、作ったリーダーにフィルムの端を重ねてテープで留めるんだ。
正しくやっていれば、端をテープでつなげて、少し送って、新しいフィルムに写真を撮っていくだけでいいんだ。
僕は新しいフィルムを入れる前にリーダーのテープを再確認するようにしているよ。それにしても、この方法を使えば装填の時間が1-3分は短縮されるし、フィルムも何コマか無駄にせずにすむし、装填の作業がずっと楽になると思う。
この技は、24枚撮りかそれ以下のフィルムのときにだけ使ったほうがいいと思うよ。巻き取り側にあるフィルムの量が多すぎると、つまっちゃうかもしれないから。それから使っていないときは、作ったリーダーは蓋の下に丸めておくだけでいいと思う。そうすれば、カメラの中にしまっておけるし、あとでまたすぐに使えるからね。
新しいリーダーと、そのおかげで手に入った、スイングレンズのカメラにフィルムを入れるときの手軽さを楽しんで!
2015-01-16 #gear #チュートリアル #35mm #kiev #tipster #horizon-kompakt #horizon-perfekt #horizon-202 #widelux # # #kievusa # # alienmeatsack の記事
翻訳 tea-tea
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