Lomography Experimental Lens Kitで撮る赤外写真

Lomography Experimental Lens Kitで撮れるのは広角や、多重露光、ドリーミーな写真だけではありません。驚くような赤外写真も撮ることができます。今回は赤外写真の撮り方の詳しい説明を、作品と共にご紹介しましょう。

ウィーンのロモグラフィー本社のMichael Emhoferは、 インタビュー でLomography Experimental Lens Kitの第一印象を語りました。今回は彼による、Olympus EP-1とロモの最新イノベーションを使った赤外写真撮影についてのお話です。

Michaelによる準備作業の要約:

1.カメラをフルスペクトルに改造する。つまり、赤外線と紫外線光からセンサーを護っているフィルターを、透明ガラスに替える。

2.シーモスイメージセンサーは、少量の紫外線とかなりの量の赤外線(波長950nmまで)を捉えることが可能。

3. 通常、赤外線はセンサーから遮られている。でないと草木の色が茶色に、時間帯によっては白になってしまう。

4. 僕のカメラをフルスペクトルに改造する作業はこの ウェブサイト の運営者にお任せした。このサイトには各カメラの改造方法が書かれている。だが、自分でやるとなるとフィルターと交換する適当なガラスを用意し、はんだ付けもやらなければならない。他にもアメリカの Lifepixel. という会社が同様のサービスを行っている。

5. カメラを改造してしまえば、レンズの前に装着するいろんなフィルターを装着することで、赤外線光など様々な波長の光を選んでセンサーに当てることができる。

6. 僕は普段の撮影では、赤外線・紫外線カットフィルターを使って両方の波長を遮断している。

7. 赤外写真を撮るには、おなじみHoya R72や850nm 赤外線透過フィルターで赤外線以外をカットする。

8. その他の画像には色々なフィルターを使うが、お勧めは、イエローかオレンジ色のフィルターとディープレッドのフィルター。この点Experimental Lens Kitについているフィルターはかなり使える。Kitのレンズを使った撮影ではいつも使う。ただし赤外線光だけを通したい時は別。Kitに赤外線透過フィルターはない。

以上が彼による説明でした。Lomography Experimental Lens Kitを持っているなら、さらに実験を進めて、赤外写真に挑戦してくださいね。

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2013-11-10 #gear #チュートリアル #landscape #gallery #interview #infrared #tipster #lomography-experimental-lens-kit #michael-emhofer jillytanrad の記事

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