LomoApparatで多重露光をする方法
1 Share Tweet多重露光 (MXとも言います) は同じ写真(1コマ分のスペース)に複数の写真を重ね撮りする撮影テクニックです。
多重露光をすれば表現の幅がずっと広がるので昔からたくさんの人が使ってきたテクニックでもあります。今回はLomoApparatにオールラウンダーなフィルムのColor Negative ISO 400 を入れてロモのスタッフが撮影してみました。
よく一度フィルムを撮り切ってもう一度カメラに装填し直して撮る人もいますが、これだとコマズレが高確率で発生するのでおすすめできません。
現行のロモグラフィーのカメラのほとんどには多重露光のスイッチが搭載されています。LomoApparatの場合、ファインダーの右側に搭載されています。この機能を使えば一度フィルムを撮り切る必要がなく、手軽に正確に多重露光撮影ができます。
-多重露光撮影の方法-
- 1枚目を撮る
- フィルムを巻き上げない
- MXスイッチを押す
- 2枚目を撮る
- フィルムを巻き上げる
(重ね撮りできる回数に制限がないので2回以上多重露光ができます)
多重露光をうまく撮るコツは写っている部分と余白を上手く活用することです。暗い部分は1枚目を撮っても黒いままなので2枚目の重ね撮りの写真がきれいに写ります。逆に1枚目に明るいものを撮るとそれ以上上書きされないので2枚目の情報は写真に残りません。
シンプルな多重露光ポートレートを作るには被写体をシルエットにし、輪郭を描くように明るい背景を背に撮影します。2枚目の写真は、シルエットの暗い部分を埋めるようにテクスチャーのあるものを撮影します。
風景などを撮る時も基本的に同じ感覚で撮りつつ、Splitzerを使って構図の半分ずつ露光することもできます。カメラを縦にしたりして、水平線を上手く活用することで 面白い写真を撮ることもできます。
自分だけの多重露光テクニックがある方はぜひ教えてください!
コメントはまだありません