New Petzval 80.5 mm f/1.9 MKIIを物撮りに使ってみた

ぐるぐるボケがトレードマークのNew Petzval 80.5 f/1.9 MKII はポートレートで使うイメージを持っている方が多いかと思いますが、今回はアプローチを変えて、物撮りに使ってみました。

Photos by Elisa Parrino and Alessandro Gobello

手始めに、新発売のLomoApparat Chiyoda Edition の製品写真をいくつか撮ってみました。

普段はポートレートで使うことがほとんどのNew Petzval 80.5 f/1.9 MKIIですが、実際に物撮りに使ってみてとてもびっくりしました。

New Petzval 80.5 f/1.9 MKIIの魅力は明るい絞りとシャープな写りです。開放のf値は1.9ととても明るく、少し絞ればとてもシャープで素直な描写をしてくれます。

Photos by Elisa Parrino and Alessandro Gobello

繰り返しになりますが、New Petzval 80.5 f/1.9 MKIIはポートレートで使われることがとても多いですが、製品写真などのコマーシャルフォトなどでもその個性が活かせると思います。

明るいのと暗いライティングの2つの撮り方を今回試してみましたが、このレンズはどちらの撮影環境でもとてもきれいな描写をしてくれました。このレンズは全てがマニュアルなので細かいところに注意を払って撮影する必要があります。もちろんピント合わせも手動なので、1回1回ピント合わせするのをお忘れなく。

Photos by Elisa Parrino and Alessandro Gobello

ロモグラフィーのPetzvalレンズは、f値が小さければ小さいほど(絞りを開く)、ぐるぐるボケの効果が強くなります。ボケ味を活かした写真にしたい場合は絞りを開けておいて、逆にボケや歪みのない真っ直ぐな写りにしたい場合はf8や16まで絞ると写りがきれいに整います。

レンズの設定をマニュアルで操作するのと、希望する写りに合わせて絞りを変える以外は必ずこれをしないとダメ!ということはありません。他のレンズと同じように使ってください。ポートレートや商品画像はもちろん、それ以外のいろんなシチュエーションでもこのレンズを使ってPetzvalのユニークな描写を活かした作品を作ってみてください。

New Petzval 80.5 f/1.9 MKIIはこちらのショップページ Petzval 80.5 f/1.9 MKII から購入できます!
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2023-05-26 #gear eparrino の記事

New Petzval 80.5 mm f/1.9 MKII SLR Art Lens

写真と動画の撮影の両方に使える美しいぐるぐるボケを楽しめる80.5 f/1.9のレンズです。新しくなったヘリコイド式のフォーカスリング、クリックの無いスムーズな絞りリングとウォーターハウス式絞りで撮れる作品の可能性は無限大です。

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