Horizonに入っていたフィルターってどうやって使うの?

Horizonカメラを手に入れた時、カメラと一緒に小さなフィルターが付属していることに気づいたでしょう。何だろう?と思いながら使い方が分からず、後でゆっくり使おうと思っている内に使わずにしまいこんでしまっている方もいらっしゃると思います。私も、どうやってレンズに取り付けるのか初めは不思議でした。

フィルターは、全部で3種類。
HorizonPerfekt には全て、 Horizon Kompakt には2つ付属しています。

UVフィルター:
紫外線吸収フィルターです。風景撮影の際の紫外線による遠景の霞みや青みを抑えます。クリアーな色表現にも効果的です。山や海などの紫外線の影響が出やすい場所で使用するとよいでしょう。

YGフィルター:
モノクロ写真を撮影する際のシャープカット用フィルターです。人物の肌の色を落ち着いた白黒表現に仕上げることができます。カラーフィルムで使用すると、カラーが変換されて、違った雰囲気の写真をお楽しみ頂けます。

NDフィルター:
高感度フィルムでの撮影の際、被写体が明るすぎるとシャッタースピードや絞りのバリエーションが少なくなってしまいます。そんな時、このフィルターを使用すると、レンズから入る光量を一段減らすことができますので、絞りを一段開けたり、シャッタースピードを一段遅く設定して撮影することができます。

YGフィルターを使って、カラーフィルムを使用している写真はこんな感じです。

photo by vicuna

では、取り付け方、外し方を簡単にご紹介いたします。まず、フィルターとカメラをご用意下さい。

Horizonのシャッターチャージを行い、スリットが正面から見える状態にします。 Horizon Kompakt の場合は、シャッタードラム上のシャッターチャージレバーを半分程動かし、 Horizon Perfekt の場合は、巻上げレバーを半分くらい動かします。
このスリットへフィルターの一部をスライドさせます。

一度、レンズにスライドさせ始めたら、レンズの上にセットされるまで指でそのまま押しこみます。小さなカチッという音がセットされた時に鳴ります。これで完了!

でも、その後、どうやって外すのでしょう?
とっても危険な作業に見えますが、実際は簡単です。
もう一つのフィルターをこんな風にひっかけて外すのです。

もう一つのフィルターを中に差し込み、セットされているフィルターのつまみ部分に引っかけて、引っ張り出します。
少し引っ張るだけで、フィルターは簡単に出てきます。これで完了です。
初めてやる時は、複雑に見えるかもしれませんが、一度理解すれば、簡単に使えるようになりますよ!

written on 2011-02-04 in #accessories #camera