写真用フィルムの現像方法は?
一般的な写真用フィルムの現像方法には大きく分けてC-41、E-6、B&W(モノクロ)の3種類あります。C-41とE-6はカラーに、B&Wはモノクロフィルムの処理に使用されます。3つの現像プロセスはそれぞれ違う薬品を使用しています。
C-41はカラーネガフィルムに使用される現像方法で、発色現像、漂白、定着の3つのステップを通してフィルムが現像されます。ネガなので写真の明るい部分は黒く、暗い部分は逆にネガの色(オレンジ)になります。C-41はKodakが使う名称で、富士フイルムはCN-16、コニカミノルタはCNK-4、AgfaはAP-70と呼んでいます。メーカーによってカラーネガ現像の呼び名は違いますが、すべて互換性があります。C-41は最も普及している現像方法で街の写真屋さんなどでも利用することができます。大半のC-41現像はミニラボと呼ばれる現像機を使って全自動で現像されています。
E-6はポジ(スライド/リバーサル)フィルムに使用される現像方法で、富士フイルムはCR-56と呼んでいます。ポジフィルムは現像すると写真と同じ見た目の像がフィルムに写し出されるため、そのまま見たりプロジェクターを使って鑑賞することができます。ポジフィルムの現像はカラーネガよりも複雑で第一現像、発色現像、漂白、定着と4つの異なる薬品を通して現像されます。カラーネガのように手軽に現像できるミニラボを持つ店舗が限られているため、通常は外注での現像となり時間がかかります。
モノクロ現像は文字通り、モノクロフィルムの現像に使用されます。モノクロネガフィルムは大きく分けて現像と定着の2種類のステップで現像されるため、カラーフィルムに比べて現像の難易度が低く、自家現像を初めてみたい方におすすめです。
クロスプロセス(クロス現像)と呼ばれるわざと違う処理方法でフィルムを現像する方法があります。一番有名のがポジフィルムをC-41でカラーネガフィルムとして現像する方法です。カラーシフトやコントラストの増加など、予想できない写りの変化がたのしめますが、クロス現像をする際は必ず店舗に確認してください。
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フィルムの種類 (撮影フォーマット)
フィルムの種類(大きさ)には大きく分けて 35mm、 中判、 大判 の3つのフォーマットがあります。また、レアなフォーマットとして 110 や 127 も存在します。
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ハーフカメラとは?
ハーフカメラは35mmフィルムに18×24mmのサイズの写真を撮影するカメラです。画像サイズが通常の35mmフィルムカメラの約半分なので、いつもの倍の枚数を撮影できます。
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現像はどこでできるの?
今でも35mmフィルムを現像できる場所はたくさんあります。場所によっては1時間でデータ化できたり、街の古い写真屋さんでもできるかもしれません。
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RedScaleとLomoChromeフィルムの現像方法は?
ロモグラフィー現在販売しているカラーフィルムは通常のC-41/CN-16で問題なく現像することができます。RedScale XRや全てのLomoChromeフィルムも同様です。
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クロス現像とは?
クロス現像(x-pro) とはそのフィルムの指定する現像方法ではなく、他の現像方法でフィルムを現像する特殊現像の方法です。一番有名なクロス現像はポジフィルム(E-6現像)をカラーネガ現像(C-41/CN-16)する方法があります。クロス現像をすることで予想できない色の変化やコントラストを楽しむことができます。
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モノクロポジフィルムとは?
ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。
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モノクロネガフィルムとは?
カラーネガフィルムと同じで、現像したモノクロネガフィルムには実際と反転したモノクロの像がフィルムに写し出されます。
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ポジフィルムとE-6現像とは?
ポジフィルム(スライド/リバーサルフィルム)はフィルムに写った写真をそのまま鑑賞することができます。現像してスキャンをせずそのまま写真を見ることができるので、マウントすることでプロジェクターで鑑賞したりすることもできます。
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カラーネガフィルムとC-41現像とは?
カラーネガフィルムは現在もっと流通しているタイプのフィルムです。その特徴の一つがそのラチチュードの広さです。ラチチュードは風景の明るい部分から暗い部分までの再現できる幅のことです。カラーネガフィルムはラチチュードが広いので、露出の設定を少し間違っても黒潰れや白飛びが起こりにくいです。カラーネガフィルムは特に露出オーバーには耐性があります。