Diana Instant Square:明るさ設定をマスターしよう!

Diana Instant Square は、ロモグラフィーがアナログらしさをとことん追求した一台。今回はこのカメラを楽しむ際に重要な「明るさの設定」についてお話しします!

このカメラで撮影する際、明るさを決める要素はざっくりと言うと2つ。

1. シャッタースピード
2. 絞り(お天気マーク)

スマートフォンや、オート露出のカメラに慣れている人には最初は難しいかもしれません。慣れればカメラの基本的な仕組みを知ることができたり、フルマニュアルのカメラで撮影する際にも役立つ知識です。アナログ写真の世界へようこそ!

1. シャッタースピードの選択

シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のこと。長ければ長いほど写真は明るく写り、短ければ暗く写ります。けれど長すぎると写真が真っ白になってしまいます。まずは、レンズ上にあるレバーで「N」または「B」を選択しましょう。

N(ノーマル):1/100秒の速さでシャッターが切られます。
● 昼間の屋外
● 夜間や屋内の撮影でフラッシュを使う場合

Nモードで撮影された写真。明るい屋外、フラッシュがある場合は基本的にNに設定しましょう。

B(バルブ):シャッターレバーを押している間、シャッターは開いたままです。
● フラッシュなしで、暗い場所で撮影を行う場合(夕暮れや夜の屋外、室内など)
● ピンホール撮影時
● ライトペインティングをする場合

※バルブに設定したら、手ブレに気をつけましょう!三脚を使ったり、カメラをテーブルに置いて撮影すると手ブレを防げます。

Bモードで撮影された写真。光が少ない環境で使う設定です。
ピンホールの場合は絞りが針の穴のように小さいため、明るい環境でもバルブに設定します。

2. 絞りの設定

シャッタースピードを選択したら、次は絞り選択レバーで絞りを設定しましょう。レンズ下に描かれたお天気マークが絞りの目安です。

絞りとは、光をとりこむ穴のこと。レンズ部分を外して絞り選択レバーを動かしてみると、穴の大きさが切り替わる様子が見えます。穴が大ければ大きいほど写真が明るくなります。

その場の環境によって絞りを選択しましょう。最初は慣れないかもしれませんが、撮っていくうちにコツをつかむことができるはずです。

フラッシュを装着すれば、室内でも十分に明るい写真が撮影できます。この際に気をつけたいのが被写体との距離。絞りを解放(f/11)にして被写体に1m以上近づくと、反射して白飛びしてしまうこともあります。フラッシュなしで室内を撮影する場合はB(バルブ)に設定しましょう。ふんわりとした独特な写りを楽しめます!

ピンホール(1/150)の場合はB(バルブ)に設定しましょう。晴天の屋外では3秒ほど、屋内では環境に応じて5〜30分ほどシャッターを開いている必要がある場合もあります。

Q. ピンホールとは?
針穴のように小さな穴(ピンホール)から像を得る撮影方法です。露光に時間がかかるため、バルブモードでの撮影(長時間露光)となります。通常の撮影時よりもドリーミーでソフトフォーカスな仕上がりを楽しめます。フィルムがまだ登場していなかった頃、カメラの原点とも言える撮影方法です。


Q. 写真が真っ白、または明るすぎる場合

写真が真っ白の場合、露光され過ぎている(光に当たりすぎている)ということです。
● 晴天時の屋外で撮影した場合、光が強すぎる等で写真が白く飛んでしまう場合があります。絞りを、より穴が小さい設定にしてみましょう。
● B(バルブ)モードに設定されていないか確認してみましょう。
● フィルムが何らかの理由で感光した可能性があります。電源OFFの状態や電池を抜いたままの状態であっても、シャッターレバーが押されてしまうとフィルムが露光されてしまいます。
● 裏蓋が途中で開いてしまった可能性があります。フィルムを10枚撮りきるまで裏蓋を開けないでください。開いてしまうとフィルムが感光し、真っ白になってしまいます。

Q. 写真が真っ黒、または暗すぎる場合

写真が真っ黒の場合、十分に露光されていない(光が足りていない)ということです。
● レンズキャップをつけたままにしていないか確認してみましょう。
● 屋内でフラッシュを使わずにN(ノーマル)設定で撮影すると、十分に露光されない場合がほとんどです。フラッシュを装着するか、B(バルブ)に設定して撮影しましょう。写真が少し暗い場合は、絞りをより穴が大きい設定にしてみましょう。

2018-12-25 #diana-instant-square #disq # refallinsasaki の記事

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