撮影のコツ:躍動感をフィルムに写し出す
Share Tweet動きや躍動感を美しく捉えた写真には計り知れないパワーがあります。人や動くものをフィルムで撮影すると、とてもインパクトのある写真を撮ることもできます。
今回のマガジンでは、フィルムで動きを写すためのヒントやコツをご紹介します。一緒にロモホームからの素敵な写真も紹介いたします。
カメラを正しい設定にする
最終的にどんな写真にしたいのか、躍動感をどれくらい写したいのかによって設定が変わります。
例えば1/125から1/15の間のシャッタースピードで撮ると被写体ブレをフィルムに記録できます。被写体ブレは写真に躍動感を与えてくれます。反対に1/125より速いシャッタースピードにすると被写体の動きも止まって見えてクリアで、時間が止まったような写真が撮れます。
絞りは被写体の動きと直接の関係がないので、そこまで気にする必要はありませんが、シャッタースピードと使用するフィルムに合わせて調整してください。背景ボケが欲しい場合は絞りを開いて(数字を小さくする)、全体的にパンフォーカスになって欲しい場合はレンズの絞り値の数字が大きくなるように、f/8以降の数字に変えます。
これらはすべて、最終的な写真の写り、被写体のピントの合い方、動きの捉え方に影響します。なので設定の違いでどう仕上がりが変わるか気になる場合は設定を変えながら同じシーンを撮ってみることをお勧めします。
色々試してみる!
また、いつもの撮り方を捨てて実験的な撮り方を色々試してみることも大切です。 リーディングライン(導線) 、シルエット、三分割法 などの撮影テクニックや、連続写真なども取り入れてみると面白い写真が撮れます。
ActionSampler やLomoKino 、Sprocket Rocket は実験的な撮影ができるので、パノラマや多重露光などの普段と違う撮り方をしてみたい方におすすめです。
周りを観察する
太陽に向かって伸びるヒマワリや、海の潮の満ち引き、あるいは日常の中の忙しさや静けさなど、私たちの身の回りのものは常に動いています。そういった人間以外の身の回りのものを取り入れて動きを表現することもできます。
鳥や犬猫などの動物、あるいは風景や身の回りの物も、全て素晴らしい被写体にすることができます。
写真の最も重要なコツのひとつは、周囲を見る観察力を持つことと先入観を捨てることが大切です。今回ご紹介した撮影のコツ以外にも、ロモホームには世界中からクリエイティブなロモグラファーが集まっているので、彼の写真もインスピレーションになるはずです!
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