LomoChrome Turquoiseで撮るセルフポートレート by Marina Boichuk
Share Tweetウクライナ出身で、今はシアトルを拠点に活動するビジュアルアーティストのMarina Boichuk はセルフポートレートをテーマにした作品を多く制作しており、今回LomoChrome Turquoise 120 ISO 100–400 を使ってカラーシフトを活かしたセルフポートレートを撮ってもらいました。
こんちには、Marina。最近はどんな活動をしていますか?
みなさんこんにちは!フィルムを使っていろんな実験をしていますが、最近は暗室でモノクロとカラー両方のプリントを学んでいます。印画紙にプリントするとスキャンとの違いが分かるのでとても楽しいです。
LomoChrome Turquoiseでセルフポートレートを撮ろうと思ったきっかけは?
このフィルムは何本か買ったのですが、しばらく冷蔵庫に入れたままでした。いつも新しいプロジェクトを始める時は自分の好奇心からアイデアを得ていて、それにTurquoiseでポートレートを撮った写真をあまり見たことがないというのもあって今回セルフポートレートを撮ってみました。
どんな撮り方をしましたか?
LomoChrome Turquoiseみたいな実験的な写りのフィルムはあまり経験がなかったので、色々調べながらでした。明るめに撮ると良いというコメントを見たので、撮影時はISO100に設定してストロボを焚いて撮りました。
カメラは何を使いましたか?
Hasselblad 500 C/Mです。スタジオ撮影やポートレートに最適の中判カメラです。
普段のフィルムでの撮影とTurquoiseの撮り方はどう違いましたか?
カラーシフトのことを常に考えて、鮮やかな色を組み合わせて撮影しました。
照明は赤いバックライトとオレンジ色のメインの照明を使いました。 服装は鮮やかなブルーの刺繍入りジャケットに赤いイヤリングと花を合わせました。
現像した写真を見ていかがでしたか?
正直とてもびっくりしました。こういう実験的なフィルムを使う時は露出を間違ったり照明が合わなくて失敗することがほとんどだったんですが、しっかりと考えて撮ればカラーシフトのあるフィルムでもポートレートが撮れると証明してくれました。

お気に入りの写真とその理由を教えてください。
上の一枚です。ピントがばっちり合ってて、構図も決まってるしコントラストのバランスがとても良い。セルフポートレートでピント合わせするのすごく難しいんですよ。
LomoChrome Turquoiseを初めて使う人に撮り方のコツをお願いします。
今回は1本だけしか使ってないのですが、ポートレートを撮る方は鮮やかな色といい光をうまく活用するとカラーシフトの効果がよりはっきりすると思います。
現在進行形のプロジェクトなどはありますか?
2023年はフィルムで撮るセルフポートレートをしています。毎週新しいテーマを決めてそれに従ってセルフポートレートを撮っています。フィルムについて学ぶ機会を増やしたいと思って始めました。
セルフポートレートそのもののアイデアは去年行った365 Portrait Project から来ています。このプロジェクトでは2022年の365日の中で毎日1枚セルフポートレートを撮っていました。前回はデジタルだったので今回はフィルムにした感じです。
最後に一言!
失敗を恐れずに、写真を使った自己表現をじぶんのやり方でとにかくやってみてください。あなたが撮った写真を嫌いという人がいても、それはその写真が良くないという意味ではありません。そこで撮ることをやめてはいけません。
Marinaの作品はロモホーム YouTube Instagram Webサイト で見ることができます。
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