60年代の象徴的存在: Diana F
Share Tweetいつの時代も大人気なフィルムカメラクイーンの Diana 。60年代ポップカルチャーのアイコンともいえる存在です。今日はそんな Dianaの歴史を振り返ってみましょう!
アナログ革命
Dianaは60年代に香港の九龍湾を拠点とする小さな工場で生産されていた風変わりなカメラでした。その最大の特徴のひとつは軽量で手に入りやすいパーツを使用したシンプルな箱型の構造でした
そのシンプルな構造にも関わらず、Dianaのユニークな魅力に人々の心は奪われました。搭載のレンズはまるで印象派の絵画のような色鮮やかで柔らかい写りを生み出し、世間の注目の的のカメラとなりました。
トイカメラから写真ツールへ
たくさんのアーティストやフォトグラファーたちがひと味違うテクニックを探求する写真ツールとしてDianaを使いました。Dianaはカメラの性能に頼らずに作品を生み出す新しい方法を提案してくれました。Dianaを愛用したアーティストたちDianaのアナログらしい不完全さの持つ魅力を使い、新しい写真のスタイルを確立させました。
進化を遂げるDiana
Dianaにはたくさんのバリエーションがありました。異なる名前、デザイン、アクセサリー、パッケージ、そしてカラーリング。最も有名なDianaコレクションのひとつは、アメリカを拠点とするフォトグラファーのアーラン・デトリッチによるものです。彼の200個近くのDianaたちは Detrichコレクション と呼ばれています。
2000年代初頭にロモグラフィーはDianaとは一体どんなカメラなのか、とことん向き合いました。そして品質を改良し新しいカメラへと進化させることに成功したのです。蘇った60年代の象徴的存在のカメラはDiana F+と名付けられました。
新しいDiana+はデザインとカラーリングも全てオリジナルのDiana Fのものを踏襲しました。ファンキーなものからミニマルなものまで、これらの新しいデザインは幅広い人々に愛されてきました。
ロモグラフィーはオリジナルのDiana Fの見た目だけでなく機能もアップデートしました。オリジナルの中判カメラのスタイルを継承しつつ、35mmフィルムを使用するDiana Miniや、110フィルムのDiana Baby、Instax Squareフィルムを使うことができるDiana Instant Squareも発売され、Dianaの写りをより多彩に、手軽に楽しめるようになりました。
Dianaシリーズのカメラだけではなく、Splitzerやフラッシュ、交換レンズなど、Dianaを使った撮影の幅が広がるアクセサリーも多く販売しています。ロモグラフィーで唯一全てのフォーマットを楽しめるDianaシリーズであなただけのクリエイティブな写真を作り出してみてください!

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参考文献 Christopher James Studio, SCMP, Wikipedia, Diana Manifeste.
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