Lomopedia: Olympus Ecru


洗練された監視カメラのように見えるかもしれないが、これはオリンパスが1991年に発表した限定生産品の全自動コンパクトカメラ。その名も Olympus ecru(オリンパス エクリュ) 。お察しの通りフランス語で 生成り を意味し、"地のまま晒していない布のような自然な生活を知的に送るための道具として愛用してほしい"というコンセプトのもと誕生。日本国内で10,000台、国外で10,000台、合わせて20,000台のみ生産台数限定で販売された。

Olympus Ecru © Hiyotada via Wikimedia Commons, Image used under Creative Commons license

アルミニウムの輝くレンズキャップを含むユニークなデザインは坂井直樹氏によるもの。さらに初代Olympus Mju(ミュー / Olympus Stylus Infinity)が白いボディをまとったものだとユーザーは気がついた。(レビュー 参照 ※英語音声)
スペックは、f/3.5、3群3枚、35mmのオリンパスレンズを搭載し、ケプラー式の実像ビューファインダー、フラッシュ内蔵、赤外線式アクティブオートフォーカス(0.35m〜無限遠)、シャッタースピードは1/50〜1/500秒、そして絞りは f/3.5〜f/16である。

ロモグラファー達による作例

Credits: jojomelonslighthouse_keeperess & katetake

スペック

カメラタイプ: コンパクトカメラ
レンズ: 35 mm f/3.5 (3群3枚)
対応フィルム: 35 mm
フォーマット: 24 × 36 mm
フォーカス: 赤外線式アクティブアートフォーカス(0.35m〜無限遠)
露出: 自動
シャッタースピード: 1/15〜1/500秒.
絞り: f/3.5〜f/16
ビューファインダー: ケプラー式 実像ビューファインダー
フラッシュ: 自動 ガイドナンバー12
電池: 単4 x 2本
大きさ: 106 × 91 × 40 mm
重さ: 215 g (電池抜き)


参考: Camerapedia, Olympus Global, wolf4max on Flickr.

2020-04-22 #gear plasticpopsicle の記事
翻訳 erina

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