ポーチになったDiana Mini写真

LomoAmigosの菅武志さんのDiana Mini作品がファッションブランド「イア パピヨネ」よりポーチになって発売されるそうです!このかわいいポーチは4月下旬からのGW期間の限定商品として店頭に並ぶそう。今回、ポーチになった作品について、菅さんより撮影エピソードをお話頂きました!

LomoAmigosの菅武志さんのDiana Mini作品がファッションブランド「イア パピヨネ」よりポーチになって発売されるそうです!このかわいいポーチは4月下旬からのGW期間の限定商品として店頭に並ぶそう。価格は¥3,990(限定各60個)。ぜひお近くの店舗をチェックしてみてくださいね。

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ポーチになった作品について、菅さんより撮影エピソードをお話頂きました!

Paris, Flowers / © Takeshi Suga

去年の夏、イギリスに向かう途中数時間だけパリの街を徘徊したときの話。航空会社の手違いでシャルル・ド・ゴール空港での乗り継ぎ便に乗れず空港近くのホテルで1泊することになり、翌日出発まで時間があったので市街地に出てみることにしました。

まずは映画『アメリ』にも登場する北駅に到着。地図もガイドブックもなかったので、とりあえず自分の感覚を信じて歩くことに。早速写真に撮りたい光景が次々と現れソワソワしてきましたが、肝心のカメラは預け荷物の中。カメラがないと目の前にある美しい物も、手の届かない遥か彼方にある気がしてきます。そんな時偶然Franz LisztにあるLomography Gallery Storeの前を通りかかりました。

迷わずDiana Miniのホワイトを購入。早速フィルムをセットして、再び街へ飛び出すと、真夏のパリの躍動感と街中に充満していた解放感に自分自身をシンクロさせていくことが出来ました。

そんな躍動感と解放感をすかさず捉えたのがマドレーヌ寺院で撮った1枚「Paris, Flowers」です(タイトルはヴィム・ヴェンダースの名作に敬意を表して)。教会の外観と花壇に咲く花、その両方に心惹かれたので、迷うことなく重ね撮りしました。多重露光を成功させるポイントはいくつかあると思いますが、理屈抜きに好きな物をとにかく重ねてみるのも大切です。

Summerpalette / © Takeshi Suga

さらに気の向くまま歩き続けてたどり着いたのが、ルーブル美術館近くのチュルリー公園にある移動遊園地です。夏の間だけしか存在しないということもあって、普通の遊園地以上に陽気さと切なさが同居しているような気がしました。しばらくすると園内に流れるフレンチ・カフェ・ミュージックに郷愁を掻き立てられたのか、幼い頃に感じた“あの夏の感覚 (that summer feeling)”が蘇ってきました。そんな中シャッターを切ったのが「That Summer Swing」です。

That Summer Swing © Takeshi Suga

こうしていくつかの小さな奇跡が重なって2枚の素晴らしい写真が撮ることが出来ました。そして今回この2枚を含めた3枚の写真(もう1枚はその後訪れたロンドンのソーホーで撮りました)が、ポーチとしてear PAPILLONNERから商品化されることになり作者として嬉しい限りです。3年前に Diana Mini を使い始めてから本当に多くのダイアナ・マジックを体験してきました。次はどんなマジックが生まれるのか今からとても楽しみです。

菅武志さんのDiana Mini作品が気になった方はインタビューページをチェック!

2013-04-16 #ニュース #diana-mini kyonn の記事

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