ロモグラフィーパートナー: Allycamera in ソウル

日本をはじめ、世界各国にはフィルム写真を支えるロモグラフィーパートナー がいます。今回はソウルにあるAllycamera さんをご紹介いたします!

© Allycamera

読者のみなさまへ自己紹介をお願いします。

Allycameraの創設者のHyewon Kangです。Allycameraは私の100以上のカメラコレクションも置いてあって、ミニラボやカメラショップとして意外にもちょっとした博物館や図書館にもなっています。フィルム文化を韓国で普及させるためにも定期的にイベント等を行なっています。

お店の創設ストーリーを教えてください。

Allycameraはフィルムカメラのコレクターとして、私の心と情熱を表していると言えます。ここは単にモノを売る店ではなくフィルムカメラのコレクションとしての思いがたくさん詰まっています。レトロなフィルムカメラに触れながらフィルム愛好家と語り合える場所を提供したいという思いがこのお店の原点です。そのため、アリーカメラショールームのカメラはすべてオープンスペースに展示し、誰でも自由に触れることができ、私が直接、さまざまなフィルムカメラの特徴や歴史を解説しています。

また、一般的なカメラショップでは日本のカメラの取り扱いが中心ですが、Allycameraではドイツやイギリスのカメラを多く扱っています。なので古いクラシックカメラを見たい方には天国のような場所だと思います。

© Allycamera

お気に入りのロモグラフィー商品はありますか?

LomoKino が特に好きです。このカメラは発売から長いですが、撮影方法がややこしいからと言ってLomoKinoの魅力が知られてないのはとてももったいないと思ってます。昔のカメラのようにハンドルを回しながら撮影するのがこのカメラの楽しさで、それにスキャンした写真や全部をつなげて作る動画はとてもユニークな雰囲気と良さがある。なのでAllycameraでは、LomoKinoで撮った多くのコンテンツを共有し、イベントを開催してきました。また、フィルム現像、データ化から動画にするまでをパッケージ化したサービスも開始し、誰もが簡単にLomoKinoで撮りたいものを撮れるようになりました。

インスピレーションのもとは?

いろんな撮り方、実験的な方法でフィルムを使っている人たちからインスピレーションを多く受けています。残念ながら、韓国にはこのようなクリエイティブなフィルムの使い方を見たり共有したりできるプラットフォームがあまりないので、私は主にロモグラフィー、Pinterest、Flickrなどをインスピレーションの源として使っています。

© Allycamera

この仕事の楽しさは?

フィルムが初めての方にフィルムに興味を持ってもらうためにイベントをするのが好きです。昨年から、フィルム写真展を開催したり、フィルム写真集を出したりして、色んな方法でフィルムの魅力を広めようとしています。

逆に、仕事で一番大変なことは?

フィルムや薬品の価格の高騰、サプライチェーンの不安定さなど、私の力ではどうにもできないことですね...将来的にフィルム業界の縮小につながると思います。

© Allycamera

今お店で計画中のことやプロジェクトなどはありますか?

写真集や展示を通じて、写真家以外のアーティストがどんな写真をフィルムで撮っているのかとても興味があります。なので最近の2年間は色んなアーティストを招いて写真展を開催しています。とても評判が良くて嬉しいです。

今後も色んなアーティストとのコラボレーションが増えそうですし、長期的には写真集よりかはもっとテクニカルなフィルムの専門誌を出したいと思っています。また、Allycameraで2024年に予定しているプログラムとして、写真家の合同訪問やモノクロフィルム現像を含むミニラボ体験などを企画しています。

ソウルにいることで一番好きなことは何ですか?ソウルでお気に入りの撮影スポットはありますか?

韓国らしい街並みを撮りたいのであれば、鐘路区や東大門区がおすすめです。この2つのエリアは韓国の過去、今、未来の全てを感じられる場所だと思います。Allycameraの近くなら京義線森の道公園や上岩洞が季節問わずいい風景を楽しめると思います。


他にも日本そして世界各地のロモグラフィーパートナーを紹介していきます!次回をお楽しみに!


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2023-12-22 #ビデオ #partners alexgray の記事

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