LomoAmigos: Mogwai(モグワイ)、LC-Wideで日本を撮る
1 Share TweetMogwai(モグワイ)は1995年に結成されたスコットランドのポスト・ロックバンド。昨年8作目となるスタジオアルバム『Rave Tapes』をリリースし、ここ12ヶ月のあいだ勢力的にツアーを行ってきました。そんな彼らがLC-Wideを日本ツアーに持って行き、Mogwaiの世界について話してくれました!
Mogwaiのみなさまこんにちは!簡単にバンドについて教えてください。
グラスゴー周辺出身の5人組のバンドだよ。バンドとして活動を初めてもう20年近くになるね。
Mogwaiの音楽を聞いたことのない人に説明するとしたら、どう説明しますか?
全ての曲が基本的に抽象的だね。君がMogwaiを聞いたことがないのなら、Martin Mullの『曲作りは建築物とダンスする様なものだ』という言葉を知る良い機会だよ。そういうかなり漠然としたものなんだ。それに僕たちが昔目指していたような音を出すthe God MachineとかSpacemen 3というバンドの音楽を聞いたことがない人も知ってもらう良い機会だね。僕らのバンドは彼らの音楽と凄く似ているわけじゃないと感じて、彼らみたいなサウンドから離れたけどね。僕たちの曲は大抵インストルメンタルのロックで、ギターやドラム、ベース、キーボード、それからコンピューターの技術を用いて、バンドメンバー全員が納得するような、様々な音を幅広く用いた曲を作ろうと心がけているんだ。
もしMogwaiを知らなくても、多分君はPink FloydとかThe Rolling Stones、The Beatlesは聞いたことがあるでしょ?僕たちのバンドはそういったバンドとはかけ離れているね。どちらかと言うとThe Velvet UndergroundとかThe Cure(Cureは絶対に聞くべき)といったバンドに近いけど、でも彼らとも全然違うんだ。多分みんなLed Zeppelinみたいになりたかったんだろうけど、僕たちはそんなにハイレベルなスキルを持ち合わせていなくて全然違ったものになったんだろうね。
静かで優しい音がヘヴィーで歪んだ轟音になったりと、かなり対照的な音を作り出すことで有名ですが、そういったサウンドはどうやって生まれるのですか?何に影響を受けているのですか?
僕たちは静かな音も、ラウドな音も好きなんだ。もし誰か一人がラウドな音をプレイしていたら、他の人が静かな音を奏でるのは難しくなる。それと同様に、もし誰かが静かな音を鳴らしていたら、誰かがそこに入って派手な音を鳴らして静かな曲を破壊されたら嫌だよね。つまり、5人が静かな曲を同時にプレイするか、みんなが同時にラウドにプレイするかして、静けさとラウドネスを5人で掛け合わせていくんだ。一旦静かな音と大きい音のすべてのセットを聞いて、この方法で両方を一緒にすればすごく悪くはならない。たいしたことじゃないんだよ、本当に。
あなたたちの音楽はよくポスト・ロックに括られるけど、このジャンルに属されることをどう感じますか?
すべてのジャンルが定義上のもので、クリエイティブじゃないよね。僕たちの音楽はジャンルに属された包括的なものにしたくないんだ。僕たちの音楽を説明するとしたらポスト・ロックは合っていると思う。論理的に考えれば、ポスト・ロックのテーマはロックの枠を越えて育った全ての音楽に言えるから。The Velvet Undergroundとかもかなりポスト・ロックだし。そういう意味でも最近は理論上のジャンルについてそんなに気にする必要はないんだ。ポスト・ロックはちょっと僕らっぽいサウンドとかGodspeed You Black Emperorみたいな音楽をジャンルで説明する時の一つの方法だしね。
LC-Wide での撮影はいかがでしたか?何の写真を撮りましたか?
シンプルで使い方も簡単だった。このカメラを持って日本に行ったから、殆どの写真は、僕たちが日本で見た建物とか食べ物、タクシー、夕焼けとかだね。日本でみたものは、グラスゴーで見るものと違って見えて面白く感じたんだ。それと一緒にツアーをした人々を撮影したよ。単純にそこにいたから彼らを撮ったんだけど。
これらの写真にサウンドトラックをつけるとしたら?(タイトルとアーティスト名を5曲お願いします!)
- “All Cats Are Grey” – The Cure
- “Some Things Come From Nothing” – Super Furry Animals.
- “Some Summers They Drop Like Flies” – The Dirty Three
- “Revolution” – Spacemen 3
- “Steam Machine” – Daft Punk
Rock Action という自身のレーベルを持っていますが、新しいアーティストと契約するときに気にかけていることは?
オリジナリティーをメインで見るけど特に決まったルールはないよ。僕らのレーベルに所属しているバンドはそれぞれ全然違う音を鳴らすし、僕らとも全然違うんだ。多分アーティストの考え方に何を見いだすかの方が見ているんじゃないかな。
これからの予定は?
いくつかのギグをして、6月には20周年記念のコンピレーションアルバムを出す予定だよ。
Mogwaiのみなさま、LomoAmigosに参加してくれてありがとうございました!Mogwaiについてもっと知りたい方は Mogwaiのwebサイト もチェックしてみてください!
2015-04-15 #people #amigos #lomoamigos #lomoamigo #mogwai #lc-wide # hannah_brown の記事
翻訳 ciscoswank
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