メランコリックに酔いしれて: Megan Dohertyへのインタビュー

Megan Dohertyの仕事は若さと自由に溢れる最高な瞬間を写真に捉えること。 彼女はフィルムが写真に特別な美しさを与えることに気づいて以来、アナログカメラを使っています。これまでにない新しい作品を次々と作り出し、私たちを魅了し続けるMeganの作品と魅力をご堪能ください! さらにインタビューでは彼女の作品にインスピレーションを与えるものや、今後の予定について語っていただきました。

© Megan Doherty

こんにちは、Megan!現在はアイルランドの北部にいらっしゃいますね。写真を撮り始めたのはどこですか?

こんにちは!実はいまはイギリスに来てるんです。だけど、出身はアイルランド北部で、初めて写真を撮ったのもそこでした。

© Megan Doherty

現代はなんでもできてしまうデジタルカメラが主流ですが、あなたはフィルムカメラを愛用していますね。アナログを選んだ理由はなんでしょうか?

写真を始めた頃はデジタルカメラを使っていましたが、いつも何か足りない気がしていたんです。デジタルの写真は私が感じたことや、表現したいことを写してはくれませんでした。私は好きなアーティストの作品をみているときに感じるような充実感を探していたんです。そして、この迷いは使っていたカメラのせいだと気づきました。フィルムカメラに切り替えたとたんに、作品制作が捗るようになったんですよ。

© Megan Doherty

いつもどんなカメラ機器を利用していますか?また、一番好きなフィルムカメラはどれですか?

いつもは35㎜フィルム、120フィルム、ポラロイドで撮影していますが、カメラは35㎜のCanon AE-1を使うことが多いです。初めて購入したフィルムカメラでもありますが、私の撮影スタイルにピッタリなんです。軽くてコンパクトだし、映画みたいなイメージを写してくれるんですよ。他にはいつも三脚やフラッシュ、レンズを持ち歩いていますね。出来るだけそこにある光を利用して、リアルな瞬間を映し出したいと考えています。

© Megan Doherty

自分らしい写真スタイルはどのように確立しましたか?作品に一番影響を与えるものはなんでしょう?

私の写真スタイルは自然に出来上がったものなんです。自分が求めるものについて明確なビジョンがあるなら、それがただ思い描いているだけでも、きちんと文書化されているようなものでも、それから離れることはできないはずです。そのビジョンが進行することで、美学やスタイルは確立していくんだと思います。私の場合、作品に大きな影響を与えたのはフィルムでした。切り離された現実と組み合わされたイメージ(撮影、光、色、テクスチャ)は、私と作品に強いインパクトをくれました。

© Megan Doherty

若者の魅力的なポートレートを撮影されていますよね。若さにインスパイアされるのはなぜですか?

ありがとうございます!私はただ若さに恋をしているんです。若いころの、何にも束縛されない自由な文化が大好きなんです。

© Megan Doherty

仕事や新しい学びへとあなたを駆り立てるものはなんですか?

仕事や学びは私にとって逃避行なんです。作品や仕事を通じて別の人生を生きているんです。

これまで有名な雑誌への作品掲載や、何度か展覧会も開催されていますね。写真家として一番楽しいことはなんですか?

次になにが起こるかわからないことですね。どんなチャンスや挑戦が待っているかわからないし、次に自分がどんな作品を撮るのかもわかりません。写真は常に驚きを与えてくれて、本当にワクワクします。

© Megan Doherty

作品を通して、観客に伝えたいことはなんですか?また、次はどんな作品を予定していますか?

もし見た人が一秒でも作品に引き込まれてくれたら、それだけで十分です。新しい仕事については、ちょうど「メランコリックに酔いしれて( Stoned in Melanchol )」のシリーズを終えたところなんです。いまは人生で経験したことの無いような挑戦をしています。全く新しい場所で全く新しい人たちと一緒に、今までにないような新プロジェクトを進めているんです。


記事内でご紹介した写真はすべてMegan Dohertyの許可を得て掲載しています。彼女の作品をもっと観てみたい方は Instagramホームページ もチェックしてみてくださいね!

2017-01-16 #people Ivana Džamić の記事

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