Lomo'Instantに関するFAQ

世界で一番クリエイティブなインスタントカメラ、Lomo’Instantをお楽しみの皆さん!より楽しんで頂くために、あなたのLomo’Instantに関する疑問を解決いたします!かなり掘り下げた内容までお答えしますので、是非ご一読ください!

フィルムは何を使うの?

Fujifilm Instax Mini フィルムに対応しています。こちら柄付きのものが数種ございますが、Fujifilm Instax Mini フィルムであればどんな柄でも使用可能です。

様々な柄のフレームでの撮影をお楽しみ下さい!

カメラの使い方の動画はこちら!


How To Use The Lomo'Instant from Lomography on Vimeo.

フィルム室を見たら、型が斜めになっています。何故ですか?

Fujifilm Instax Mini フィルムに対応する為、型をフィルムの型と合わせています。
フィルムの黄色い印とカメラ本体の黄色い印を合わせて装填して下さい。

電池を正しく装填したのに、電源がつかない/ランプが赤いままです。

電池接点と電池がずれていると、ランプが赤いまま、もしくは、電源がつかない事があります。
また、電池の向きは奥と手前で挿入する方向が異なり、稀に気づかず間違った方向に挿入している場合があります。
電池の向きと接点とを確認して、電池の装填を行ってください。

電池の向き

左:上段 右:下段 全て異なる向きとなります。ご注意ください。

電池が早く消耗します。何故ですか?

Lomo’Instantは自動電源OFF機能が搭載されています。このため、電源を入れたまま5分以上操作をせず放置すると、自動的に電源がオフになります。
自動電源OFFの状態でも、距離設定レバー、露出補正ダイヤル、MXスイッチ、撮影モード変更スイッチ、シャッター、シャッタースピード変更スイッチが動く仕様となっております。また、電池を抜いた状態でも、撮影モードスイッチが電源マーク以外に移動している場合、以上のスイッチが動く仕様になっています。(因みに、手動で電源をオフにすると距離設定レバー、MXスイッチ以外は動かなくなります。) そのため、2-3枚撮影ごと、あるいは2-3分以上ご放置なさる場合はお手数ですがこまめに電源をオフにしていただくことを推奨しております。

何回か撮影した後、フィルムが出てこなくなりました。付属説明書に記載されているトラブルシューティングを試しましたが、改善されません。

電池が消耗した状態で連写を試みた場合、まれに本体のパーツがフィルムを噛んでしまう、などの現象が起こる可能性があります。
また、詰まったフィルムを無理に出そうとすると、フィルム排出時に作動する金具がフィルムを傷つけてしまいます。そして更にフィルムが詰まり、排出されなくなってしまいます。

フィルムが詰まった場合、暗室(電気を消した光源の無い室内で構いません)で一度フィルムを取り出し、傷ついたフィルムを取り除いてください。Fujifilm Instax Mini フィルムは通常ISO800なので、暗室で取り出した場合の感光による支障は軽減されます。暗室で作業して頂ければ、完全に使えなくなってしまう可能性はとても低くなります。お手数ですが、無理にフィルムを出さず、状態を確認してみてください。

撮影したのに、写真が真っ白/真っ黒のままです。どうすればいいですか?

Lomo’Instantは絞りがオートではないので、露出補正ダイヤル(絞りの設定) を適宜変更していただく必要がございます。撮影条件に合わせ、適切な露光具合に調節して撮影をお楽しみください。
露出補正ダイヤル(絞り) の設定に関しては下記をご参照ください。

写真が真っ白になる場合

写真が真っ白の場合、露光され過ぎている事になります。
フィルムが何らかの理由で感光した可能性がございます。

  • 電源OFFの状態や電池を抜いたままの状態であっても、撮影モードスイッチが電源マーク以外に移動している時に、バルブモードが2分ほど押されたままになるとシャッターが開き感光し、写真が真っ白になります。
  • 日中での野外で撮影した場合、太陽光が強すぎる等で写真が白く飛んでしまう場合があります。その場合は補正調整スイッチで調整できます。(下記露出ガイドをご参考ください)

写真が真っ黒になる場合

写真が真っ黒になる場合、露光されていない事になります。
考えられる原因としては、下記になります。

  • レンズキャプを付けたままの撮影、もしくは、暗い部屋のなかでフラッシュを使わないまま撮影した。
  • 適切でない露出設定で撮影をした。(下記露出ガイドをご参考ください)

また、室内での撮影等、光量の少ない場所での露出設定に関しては、Lomography+のスタッフにて検証しました。下記をご参考にしてください。

撮影条件:室内、蛍光灯、被写体との距離5~6m程

露出ガイド

Lomo’Intstantでの撮影は、適切な露出設定(絞り設定)を行うことでイメージの明暗を調節できます。
露出補正ダイヤルは下記のような仕組みになっています。

 -2(f/32) -1 (f/22) A (f/16) +1 (f/11) +2 (f/8)
←暗い                 明るい→
←隅々までシャープに  ピントが合う範囲が狭い→

つまり、写し出された写真が暗い場合は露出補正ダイヤルを「明るい」の方向に上げ、逆に写し出された写真が明るすぎる場合は露出補正ダイヤルを「暗い」の方向に下げて設定します。

各天候、室内外の状況に合わせた露出設定の早見表が下記になります。

スマートフォンに保存したり、プリントアウトして持ち歩くと便利です。

フラッシュを使って撮影すると、写真が変な色合いになるんだけど、どうして? :

被写体との距離が近すぎると、フラッシュの光が反射して、色合いが変わる事があります。クローズアップレンズ等を使ってフラッシュ撮影する際は、被写体に近すぎすぎず、補正調整スイッチで調整すると普段通りの写真が撮影できます。
また、この効果はフラッシュソラリゼーション効果として、実験的なロモグラファー達に愛されているものでもあります。

参照: LOMO'INSTANT『スーパーフラッシュ ソラリゼーション』

photo by gakurou

ケラレを防ぐ方法はありますか?

Lomographyのカメラ全般に言えますが、ケラレ(光量落ちによって写真の端が暗くなること)の現象はどうしても出てしまいます。ヴィネット効果(周辺光量落ち)がLomographyのカメラの特徴でもあるので、お楽しみ頂ければ幸いです。また撮影条件や露出補正ダイヤルの調整により、こちらの効果が比較的少ない写真も撮影できます。

カウンターが戻らなくなった時の対処法

経年劣化等が原因で、カウンターの動きが悪くなってしまう場合があります。
下記の対処法で、カウンターのロックを解除すると改善される場合があります。

カウンターのロックを解除する方法
1、フィルムが入っていない状態でフィルム室を開ける
2、カウンター窓の付近にある、フィルム室内のカウンターロックの部品がある部分を、マイナスドライバー等で軽く押す
3、そうすると、通常裏蓋を開ける際に作動するカウンターロックが動いて、カウンターが「0」に戻ります。

同様の手順で、Lomo’Instant Wideでの同じ症状が改善される場合もあります。
しかしながら、あくまで対処法ですので、無理に動かしたりせず状態をよく見ながら行って下さい。

正しく電池を入れ替えても電源が点かなくなってしまった時の対処法

経年劣化等が原因で、電池接点が埋もれてしまっている場合があります。
下記の対処法で、電池接点を起こすと改善される場合があります。

電池接点の起こし方
1、ロモインスタントから電池を抜いた状態にしてください。
2、接点の沈んでいる端子(添付写真:1)を見つけてください。
3、沈んでいる端子の裏に細い物(マイナスドライバーなど)を差し込み引き起こしてください。(添付写真:2)

左:接点が沈んでいる状態 右:接点を起こしている様子

同様の手順で、Lomo’Instant Wideでの同じ症状が改善される場合もあります。
しかしながら、あくまで対処法ですので、無理に動かしたりせず状態をよく見ながら行って下さい。

MXスイッチのON/OFFの入れ方(多重露光撮影モードにする方法)

ON・・・・MXと書かれた文字側にスイッチが来ている場合
OFF・・・その反対側にスイッチが来ている場合

左:MXスイッチがONの状態  右:MXスイッチがOFFの状態

MXスイッチがONになっていると、シャッターを数回切ってもフィルムが自動に排出されず、多重露光撮影が可能です。
通常撮影をしたい場合は、このMXスイッチをOFFにして撮影してください。

保証についてはどうなっていますか?

Lomo’instantに関しまして、直営店、オンラインでご購入された皆様・他販売店で購入された皆様、また、CAMPFIREでご支援いただいた皆様もロモグラフィーの2年間保証が適用されます。購入時に同梱されている保証書の保管をお願いいたします。

また、下記のURLよりロモグラフィーのアカウントを作成していただき、製品を登録していただければ保証登録は完了となります。

lomography 製品保障登録ページ

  • CAMPFIREにてご支援いただいた場合、購入場所はCAMPFIRE、オーダーナンバーはCAMPFIREのユーザーネームをご入力頂ければ幸いです。
  • その他販売店にてご購入された場合は、オーダーナンバーは空白のままで構いません。
  • シリアルナンバーに関しては、カメラ本体、電池室の蓋の内側に記載されています。

2年間以内に故障とみられる症状が発見された場合、help@lomography.jpまでメールにて下記を記載の上ご連絡くださいませ。

  • 氏名
  • 製品名(色などの種類名の記載もご記入ください。)
  • 購入時期
  • 購入媒体
  • 症状の説明

また、直営店Lomography+でも保証期間対応を受け付けております。
さらに使い方や簡単なレクチャーもお伝えできますので、お時間御座います時に是非お越しくださいませ。

購入前に実際に試してみたいのだけど…

東京秋葉原の直営店Lomography+ではLomo’Instantを使ったワークショップを随時開催しています。
その他、使い方の説明などもスタッフにお問い合わせいただけますので、皆様ぜひ遊びに来てくださいね!

直営店Lomography+ 営業時間・アクセスなどは こちら


いかがでしたでしょうか?皆様のご不明点は解決しましたか?
その他、何か不明点あれば下記メールアドレスまでお問い合わせください!

help@lomography.jp

2015-06-16 #gear #ニュース #people #チュートリアル #review #faq #tipster #lomography #lomo-instant #

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