Petzval 80.5の第一印象:クリタ

まだ強い日差しが降り注いでいた真夏、クリタさんがPetzval 80.5 mm f/1.9 で、フレッシュなポートレイトの数々を撮影。ペッツバール史上最高のレンズ、Petzval 80.5と、フルサイズミラーレスデジタルカメラ対応の Petzval 55 との違いについても聞いてみました。

── 今回撮影した写真の裏話などあれば、教えてください

真夏ということもあって、至る所で水が霧のように撒かれていたので、その度にモデルの子たちを飛沫の中に放り込んで撮らせてもいました...!

── Petzval 80.5 mm f/1.9 を使ってみていかがでしたか?

ボケ方が柔らかく日の強い場所でも陰影がキツくならないので、積極的に光と影の境目を探して撮影しました。被写体との距離が程よく取れるので、自由に動いてもらうのを追いかけるようにして撮影するのが楽しかったです。

── お気に入りの写真はどれですか?

友人のAlisaが水飛沫の中、満点笑顔で笑っている写真!

── Petzval 55Petzval 80.5 mm f/1.9 の違いはなんでしょうか、撮影の際の意識の違いはありましたか?

Petzval 55よりグルグルボケがまろやかで、柔らかい印象でした。肌も綺麗に写るので、強みを活かせるようしっかり寄りを撮るようにしました。Petzval 80.5は後ろが本当に良くボケてくれるので、多少ゴチャッとした場所でも被写体がしっかり際立ちます。

── これからPetzval 80.5 mm f/1.9 を使う人へアドバイスはありますか?

Petzval 55と同様に、規則的な柄や、木や花など細かく密集したものを背景に持ってくるとグルグルが分かりやすく出るのでおすすめです。
使っていて、横構図の方がグルグルが出やすいような気がしたので、横構図で撮ってみるのもおすすめしたいです。


Photographer: クリタ

Instagram: @_dendrobates_
Model: , Alisa Ono , ソラ

クリタさんの過去インタビュー記事はこちら
▶︎ Simple Use Camera Metropolisのある毎日:クリタ
▶︎ LomoOdds:クリタ x Petzval 55


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2020-10-08 erina の記事

New Petzval 80.5 mm f/1.9 MKII SLR Art Lens

写真と動画の撮影の両方に使える美しいぐるぐるボケを楽しめる80.5 f/1.9のレンズです。新しくなったヘリコイド式のフォーカスリング、クリックの無いスムーズな絞りリングとウォーターハウス式絞りで撮れる作品の可能性は無限大です。

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